朝からずっと緊張して、目は不自然に彼のことを避け、友人からは「今日のサオ、なんか変だよ?」と、言われてしまった。
仕方ないじゃないか。
あたしは今日ずっと好きだった彼に告白をする気なんだから。
心の中でそう言い訳をして、彼を見つめる。
そして放課後。
決心して、教室を出ようとする彼の背中を追いかける。
手を伸ばし、声をかけて、引き止めようとしたその時だった。
廊下にお姉ちゃんの姿が見えた。
お姉ちゃんの姿を見つけた彼が、嬉しそうに片手を上げた。
お姉ちゃんが少し頬を赤らめて彼と並んで歩き出す。
あたしはその光景を呆然としてみつめていることしか、できなかったのだった。
仕方ないじゃないか。
あたしは今日ずっと好きだった彼に告白をする気なんだから。
心の中でそう言い訳をして、彼を見つめる。
そして放課後。
決心して、教室を出ようとする彼の背中を追いかける。
手を伸ばし、声をかけて、引き止めようとしたその時だった。
廊下にお姉ちゃんの姿が見えた。
お姉ちゃんの姿を見つけた彼が、嬉しそうに片手を上げた。
お姉ちゃんが少し頬を赤らめて彼と並んで歩き出す。
あたしはその光景を呆然としてみつめていることしか、できなかったのだった。