☆☆☆
夜中になり、あたしはお姉ちゃんの布団の中に入り込んでいた。
お母さんはああいっていたけれど、男子に言われた言葉は想像以上にあたしの胸に突き刺さっていた。
「大丈夫だよサオ。あたしたちの顔を見て」
お姉ちゃんはそう言い、手鏡を取り出した。
1つの布団に寝転んでいる、よく似た2人の女の子。
「ほら、そっくり」
「本当だ」
薄暗い部屋の中で2人でコソコソしているだけで心が弾んだ。
誰にも内緒で少し悪い事をしている気分になれる。
夜中になり、あたしはお姉ちゃんの布団の中に入り込んでいた。
お母さんはああいっていたけれど、男子に言われた言葉は想像以上にあたしの胸に突き刺さっていた。
「大丈夫だよサオ。あたしたちの顔を見て」
お姉ちゃんはそう言い、手鏡を取り出した。
1つの布団に寝転んでいる、よく似た2人の女の子。
「ほら、そっくり」
「本当だ」
薄暗い部屋の中で2人でコソコソしているだけで心が弾んだ。
誰にも内緒で少し悪い事をしている気分になれる。