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飯倉 虹（コウ）は学校では浮いた存在。唯一の友達は中学から一緒の朱里だけ。心の拠り所は大好きな絵を描くこと。
朱里の幼馴染の鼓太郎と3人で過ご時間が彼女の支えとなっている。
小椋 一紫 （カズシ）は虹とは真逆、友達も多いイマドキの高校生。
校内SNSで繋がる2人は、呟きやメッセージを通してお互いに励まし合う関係となる。
2人は現実の世界でも出会い虹は密かに一紫に思いを寄せる。
そんな中、朱里が突然の事故でこの世を去る。虹は親友の死を受け入れられずますます殻に閉じこもってしまい、大好きだった絵も描けなくなる。
そんな虹を見かねた一紫は虹を助けたいと優しく寄り添う。
そんな一紫に少しずつ心を開いていく虹。徐々に自分が1人ではないと気づく。
朱里が亡くなる直前に描いた虹の笑顔の絵を見て、やっと自分の気持ちと向き合えた虹。
自分を支えてくれた人、そして朱里のためにも強く生きることを誓う。