「そう! そういう事です!」 この安さでレシートにも遊び心があるのだから、小さな食堂が潰れない理由もわかる気がした。 「ありがとう。少しだけ元気が出たよ」 幸太郎はそう言い、幸せ食堂を後にしたのだった。