*:..。o○一話☆髪:思慕○o。..:*


髪にキスされて目が覚めた。

彼は私が目を
覚ましたことに気付いていない(クスッ)

「僕は貴女に一生ついて行きます」

囁かれた言葉に
胸の内で笑った。

もう少しだけ寝たフリを(笑)

年下の彼は何時気付くだろうか(笑)

~end~

*:..。o○二話☆額:祝福〔BL〕○o。..:*

チュッ。

「珍しいね、君からキスしてくれるなんて」

からかうように言うと
真っ赤な顔をして目を逸らされた。

「き、今日はあなたの誕生日ですから
よい一年になるようにと
祝福のキスをしました//////」

その言葉に嬉しくなった♬*゜

「ありがとう」

僕も君に幸あれと思いを込めて
額にキスをした♡♡

~end~

*:..。o○三話☆瞼:憧憬○o。..:*

目を閉じれば、すぐに思い出せる
あなたとの初めて出会った日のことを。

そして、目をゆっくり開いて思う……

あなたが目の前に
いてくれることが幸せなことだと。

~end~

*:..。o○四話☆耳:誘惑〔BL〕○o。..:*

「ひゃっ、何すんだよ/////」

恋人が耳にキスしてきた。

「わかってんだろう?(ニヤニヤ)」

ぁぁ、そういうことか……

しゃぁねぇな。

「優しくしろよ」

つっけんどんに言って
彼の横を通りすぎ
リビングから寝室に向かった。

~end~

*:..。o○五話☆鼻:愛玩○o。..:*

「わっ、何?」

いきなり鼻にキスされて吃驚した。

「可愛いなぁと思って」

もぅ‼ また子供扱いして‼

だけど、憎めないのが私の恋人。

どんなに、子供扱いされても愛してる♡

~end~

*:..。o○六話☆頬:親愛○o。..:*


「大好きだよ」

ニッコリと笑いながら
頬にキスをされた。

「私も大好き」

幼なじみの頬にもキスをした。

私達はこれからも
幼なじみで親友のままだろう。

~end~

*:..。o○七話☆唇:愛情○o。..:*

何度も何度も
角度を変えながらされるキス。

啄むように、噛みつくように
貪るように……

放課後の生活指導室。

誰にも邪魔されない
先生との秘密の時間♬*゜

~end~

*:..。o○八話☆喉:欲求〔BL〕○o。..:*

カプッ。

ソファーで本を読んでいた僕の喉に
年下の恋人が僕の膝に乗り、
噛みつくようなキスして来た。

その小さな痛みさえ
幸せに感じる僕は
少し可笑しいのかも知れない。

本に栞を挟み閉じる。

それは“了承”の合図。

「抱いて」

普段は年上のプライドもあって
中々言えないから
こういう時は素直になろうと思った。

求めてくれる恋人には応えなくちゃね。

翌朝、ベッドから
出られなかったのは
いうまでもない(苦笑)

~end~

*:..。o○九話☆首筋:執着〔BL〕○o。..:*

「キスマーク見えてるぞ」

同僚に指摘されて
咄嗟に首筋を押さえました。

「相変わらず、
執着心の強い王子様だな」

私の恋人が同性だと
知っても友人のままでいてくれる
貴重な人物です。

「見える所には
つけないでくださいと
何時も言っているのに……」

私がそう呟くと
同僚は笑いながら言いました。

「執着心もだろうけど
牽制の意味もあんだろよ」

私は彼以外興味ありませんし
第一、モテませんよ?

「お前は意外とモテんだよ。

自分じゃ気付いてないみたいだが」

ぇ? 私がモテる?

「あり得ませんよ‼」

変わり者の私がモテるはずありません……

「まぁ、お前は
あの人しか見えてないから
気付いてないだけだ。

だけど、あの人は
気付いてるから
そんな目立っような所に
キスマークをつけたんだろ」

いまいち、納得いかないですが
職場に着いてしまったので
この話しは終了しました。

恥ずかしいですが
それだけ私に
執着してくれているということですよね……

そう考えれば、キスマークも
愛しく思えますね♡

~end~

*:..。o○十話☆背中:確認○o。..:*

後ろから抱きしめられたと思ったら
すぐに離れて洋服越しに
背中にキスされた。

「クスクス、
そんなことしなくても
あたしは愛してるよ」

まだ後ろにいる彼に言った。

そう、確認なんてしなくても
私は彼を愛してる。

この先、ずっとね。

~end~

*:..。o○十一話☆胸:所有〔BL〕○o。..:*


「あっ」

心臓の真上にキスをされて
普段なら出ない声が出た。

「あなたは私だけのものです」

僕の所有権は彼にある。

「勿論だよ」

僕の全てを、命さえも
彼にあげていいと思っている。

「そして、私も
あなただけのものです」

それは、僕には
もったいないかな(苦笑)

だって、君は誰からも
愛される存在なんだから……

「考えてることは
わかりますけど、私は
あなた以外のものになる予定は
この先もありませんから
あなただけのものですよ」

それは、身に余る光栄だ。

「うん‼」

返事をしてから
僕も彼の心臓の真上にキスをした。

~end~
*:..。o○十二話☆腕:恋慕○o。..:*

学校では教師と生徒のわたし達。

だけど、実は同棲中の婚約者同士。

お風呂上がり、ソファーに
座って寛いでいたら
いきなり、腕にキスされた。

「わっ」

くすぐったいけど、
それは、わたしを好きだって証。

「大好きだからな」

「わたしも大好きだよ♡」

~end~

*:..。o○十三話☆手首:欲望〔BL〕○o。..:*

キスされた手首が熱い……

そして、その目。

欲望に満ちた
獲物を射るような目に
見つめられると
動けなくなる。

だけど、嫌じゃない。

そう思う時点でこいつに
絆されてんだろうな(苦笑)

此処から先は二人の秘密だ(笑)

~end~

*:..。o○十四話☆手の甲:敬愛〔BL〕○o。..:*

「あなたを尊敬しています」

そう言って君は
僕の手の甲にキスをした。

「ありがとう」

笑顔でお礼を言いながら
内心は複雑だ。

だって、僕は君に
恋心を抱いているから……

だけど、この気持ちを
伝えるのはもう少し先でいい。

純粋に僕を尊敬してくれる
君といるこの時を
大切にしたいから。

~end~

*:..。o○十五話☆掌:懇願〔BL〕○o。..:*

すがるような目をしながら
掌にキスしてきた君が
可愛いくて僕は眦を下げた(笑)

大丈夫だよ。

離れないから。

違うか、僕が離れられないんだ。

一回りも年の差があっても、
本当は別れなきゃいけなくても
彼から離れてあげられない。

だから、大丈夫だよと思いを込めて
思いっきり抱きしめた。

~end~

*:..。o○十六話☆指先:賞賛〔BL〕○o。..:*

「君は綺麗な指をしているよね」

あなたは私の手を掴むと
指先にキスをしました。

「あなたと同じ男ですよ」

華奢で身長の低い私は
当然のように指も細いのです……

ですから、悪あがきに
そんなことを言ってしまいました。

「君は指先へのキスの
意味を知っいるかい?」

首を横に振り
知らないと告げた。

「“賞賛”だよ」

あ、え、

私は彼に褒めてもらえるようなことは
していないと思うのですが……

「どれとかじゃなくてね、
君の全てを賞賛しているんだよ」

私の心を読んだような
答えが返ってきました。

「ありがとございます//////」

大好きな彼に褒めてもらえるのは
恥ずかしくもあり、でも嬉しいです+゚*。:゚

「どういたしまして」

彼はもう一度、
私の指先にキスをしました。

~end~

*:..。o○十七話☆腹:回帰○o。..:*

旦那さんは帰ってくると
必ず私のお腹にキスをする。

それは、〈ただいま〉の意味。

今日もキスされた。

「お帰りなさい」

私は旦那さんに抱きついた。

~end~

*:..。o○十八話☆腰:束縛〔BL〕○o。..:*

パジャマから
着替えようとして気付いた。

腰にあるキスマークに。

これは、束縛の証。

だけど、
僕はちっとも嫌だと思ってない(クスッ)

彼が僕を独り占めしたいと
思ってくれている証だから。

先に家を出てしまって
此処にいない彼を
思って、一人で小さく笑った。

~end~

*:..。o○十九話☆腿:支配〔BL〕○o。..:*

「ぁっ……‼」

開いた足の太腿に突然
キスされて甲高い声が出てしまった。

「ぁぁん……はぁ~ん」

今度は太腿を舐められた。

まさか、彼に支配欲が
あったとは知らなかった(苦笑)

普段は物静かで優しいのに。

「ぁっ……」

反対側の太腿にも
キスされて僕は限界だ……

「焦らさないで……」

この言葉を言わせたかったのか
彼はニヤリと笑った後、僕の中に
挿入(はい)って来た。

やっと欲しかった快楽を
与えられ、溺れた。

意外な一面を知って
吃驚したけど
それだけのことだ。

愛してることには
変わりない。

~end~

*:..。o○二十話☆脛:服従〔BL〕○o。..:*

僕は君の従順なる僕。

君の言うことには従う。

その証として君の足にキスを。

~end~

*:..。o○二一話☆足の甲:隷属〔BL〕○o。..:*

珍しくされたキスの場所は足の甲。

何時もは私が彼に
色々とされる側なんですが
今日だけは立場が
逆転したようです(笑)

折角のチャンスですから
今日は色々させてもらいましょうかね?

タイムリミットまで後三時間。

~end~

*:..。o○二二話☆爪先:崇拝〔BL〕○o。..:*

恭しくキスされたのは爪先。

内心、戸惑いました。

だって、そこに
キスする意味は〈崇拝〉。

恋人なのに私は彼と対等ではない……

どうしたら、
対等でいられるのでしょうか……

彼が知っていて
そこにキスしたのか
知らずにしたのか……

「どうかした?」

どうやら、彼は
知らないようですね。

「いえ……」

上手く笑えているでしょうか?

ということは無意識に
そこにキスをしていたということです。

ならば、少なからず、
彼の中に私に対して
そういう思いが
あるということですよね……

悲しいような、寂しいような
よくわからない感情が
心の中に湧きました。

ポーカーフェイスは得意ですから
表情(かお)には
出ていないと思います。

「ならいいけど、
僕に遠慮とかしないでおくれよ?」

私の沈黙を
違う方向に捉えたようです。

「出会った当時じゃ
ないんですから
余程のことじゃなければ
遠慮なんてしませんよ‼」

このモヤモヤとした気持ちを
落ち着かせるために
彼を誘ってみましょうか(クスッ)

「あなたをベッドに
誘う言葉を考えていただけですよ」

果たして、どんな
反応が返ってくるでしょか?

「えっ!?

ま、待って……」

予想を裏切らない反応ですね……(苦笑)

「いいんです……

あなたが私をどう見てるかは
先程のキスでわかりましたから」

今度は分かりやすい苦笑をして
書斎に向かいました。

此処は彼でも入れない場所。

やはり、無意識で
私を神聖視していたのでしょう。

結局、一晩中
書斎に篭っていましたから
彼があの後
どうしたかはわかりません。

私は彼と対等でありたい。

今夜は話し合いですかね(苦笑)

そう決意してリビングに向かいました。

~end~

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