「……うん」

なんだろう、松岡くんが心配してくれるのが嬉しい。

「……おかわり。
つみれ多めで」

「おう、食え食え」

にかっと嬉しそうに松岡くんが笑い、お皿にどんどんつみれを入れていく。
どうしてかそれが、幸せだな、なんて思っていた。



【確かにちょうだいいたしました。
では、よいお年を】

「はぁーっ」

届いたメールを確認して安堵の息を吐く。
これで年末締め切りの原稿は全部送ったはずだ。

あれから、がんがんキーを叩き続けた。
うん、なんだかいつもよりやる気に満ちあふれているっていうか。