エピローグ
焼き肉屋でお祝いした次の日。
陽葵と良太、竜堂は東京の墓地にいた。
結菜のお墓にはすでに、真新しいお花が供えていた。
「掃除するか!」
良太が笑顔で言う。
「そうだね」
「うん」
墓を水で洗い布巾で拭く。
それから、お花を戻す。
線香をチャッカマンで火をともす。
灯した線香を香炉に入れる。
陽葵達はお祈りする。
「結菜。冬のデスゲーム大会、勝ったよ」
陽葵がお墓に向って言った瞬間だった。
『おめでとう!』
「え?」
「どうしたんだ?」
「えっと、結菜の声がした」
「え、マジか??」
『陽葵、武𠮷、桐葉くん、わたしは陽葵達を見守っているからね。死んじゃダメだからね?』
「結菜!!」
「……結菜ちゃん!!」
「おいおい、もしかして竜堂もか??」
『3人とも、来てくれありがとう! じゃあね!』
「結菜!! 逝っちゃうの!?」
竜堂くんは陽葵の腕を掴む。
「陽葵ちゃん。きっと、結菜は天国に逝くんだよ。引き留めちゃダメだ」
「結菜……」
竜堂くんの言うとおりだ。結菜はきっと天国に逝く。
それを引き留めるべきじゃないだろう。
「ありがとう、結菜!」
さよならとは言いたくない。また、こうやって話せる気がするから。
「ミエルもありがとな!」
「うん、ありがとう!」
「……ありがと!」
お祈りが終わった後、良太は結菜の腕を掴む。
「なあ、陽葵」
「ん?」
「告白の返事、待ってるからな!」
「あんた、馬鹿っじゃないの!?」
墓の前で不謹慎である。それに結菜の墓でだ。
竜堂は吹き出し。
「陽葵ちゃん、良太くんと付き合えばいいじゃん」
「だよな」
「もう、竜堂くんもおかしいよ!」
結菜は亡くなった事実は消えない、けど結菜と一緒にいた日々は消える事はないだろう。
雪が降ってきた。
陽葵達は、その雪が結菜のプレゼントのようだと思った。
ありがとう、結菜。
焼き肉屋でお祝いした次の日。
陽葵と良太、竜堂は東京の墓地にいた。
結菜のお墓にはすでに、真新しいお花が供えていた。
「掃除するか!」
良太が笑顔で言う。
「そうだね」
「うん」
墓を水で洗い布巾で拭く。
それから、お花を戻す。
線香をチャッカマンで火をともす。
灯した線香を香炉に入れる。
陽葵達はお祈りする。
「結菜。冬のデスゲーム大会、勝ったよ」
陽葵がお墓に向って言った瞬間だった。
『おめでとう!』
「え?」
「どうしたんだ?」
「えっと、結菜の声がした」
「え、マジか??」
『陽葵、武𠮷、桐葉くん、わたしは陽葵達を見守っているからね。死んじゃダメだからね?』
「結菜!!」
「……結菜ちゃん!!」
「おいおい、もしかして竜堂もか??」
『3人とも、来てくれありがとう! じゃあね!』
「結菜!! 逝っちゃうの!?」
竜堂くんは陽葵の腕を掴む。
「陽葵ちゃん。きっと、結菜は天国に逝くんだよ。引き留めちゃダメだ」
「結菜……」
竜堂くんの言うとおりだ。結菜はきっと天国に逝く。
それを引き留めるべきじゃないだろう。
「ありがとう、結菜!」
さよならとは言いたくない。また、こうやって話せる気がするから。
「ミエルもありがとな!」
「うん、ありがとう!」
「……ありがと!」
お祈りが終わった後、良太は結菜の腕を掴む。
「なあ、陽葵」
「ん?」
「告白の返事、待ってるからな!」
「あんた、馬鹿っじゃないの!?」
墓の前で不謹慎である。それに結菜の墓でだ。
竜堂は吹き出し。
「陽葵ちゃん、良太くんと付き合えばいいじゃん」
「だよな」
「もう、竜堂くんもおかしいよ!」
結菜は亡くなった事実は消えない、けど結菜と一緒にいた日々は消える事はないだろう。
雪が降ってきた。
陽葵達は、その雪が結菜のプレゼントのようだと思った。
ありがとう、結菜。