ある日。

「モモ先生〜。鷲見が原稿取りに来ましたよ〜」
「原稿は昨日いたずらな妖精ちゃんがどこかに隠してしまいました。ということで探してきてくれる?」
「なるほど〜。ではスミィ、妖精ちゃん探しに行ってきます〜……って、んなわけあるかい!」

※モモは締め切り前になると、ファンタジー脳になることがある。


 ***


 別日。

「モモ先生。鷲見が来ましたよ〜」
「本日のモモは有給休暇自主消化中なので、仕事はいたしません。お帰りください」
「テレ朝の天才外科医みたいな返しやめてください。上手くないですからね」

※今日が締め切りって分かってます?


 ***


 そのまた別日。

「モモ先生、鷲見ですよ〜」
「モモはもうお酒飲んじゃったので今日は書けません。帰ってください」
「……ねぇモモ先生……いつも来た途端に帰れ帰れって、いくら私でも傷付くんですよ! そんなことばっかり言うと私、本当に帰りますからね!?」
「えっ、マジ? よっしゃ帰れ!」←マジで酔ってる。
「うわぁん光香さぁん!! モモ先生がいじめるよぉ〜!!」

※モモは素直なので、思ったことしか言いません。