リズの顔はげっそりとしているが、エレーナさんはドレアを採掘出来たことにとても嬉しそうな表情をしている。よっぽど欲しかったのだろう。
リズはエレーナさんとあれこれ会話をしたのち店内へと足を進めたのであった。
「本当にありがとう! これでまた新しい剣を作ることができるよ!」
エレーナさんはどうやらテンションがかなり上がってしまっているようでルンルンとした足取りだ。そしてエレーナさんはドレアを受け取ると私たちをある場所に案内してくれる。
「約束通り、この銀の剣を譲渡するよ。 エリックさんにも銀の大剣をあげるからね」
そう言うとエレーナさんはリズとエリックに銀色の剣を手渡す。
エリックはその剣をぎゅっと握りしめるとリズと共に口を開く 。
「やっぱりこれは凄いぜ! これだったらあのゴーレムも簡単に切れそうだ!」
「本当に切れ味が凄いみたい!」
二人が感想を言い合うなかレズリタは不満そうな顔を浮かべている。私が『魔法書も見に行くよ』とレズリタに伝えると目を輝かせ微笑む。一番頑張ってくれたのはレズリタだからしっかり見させてあげないとね。
その意を汲んだかのようにレズリタは私の手を握る。ちょっと恥ずかしいが可愛いしまあいいかと思いレズリタの手を握り返しておく。
そしてエレーナさんの店を出た後私たちはすぐに魔法書などが売っている魔法書専門店に向かうのだった。
「にしても魔法書って習得するのにどれくらい時間が掛かるの?」
「人によって違うけど早い人は一ヵ月、長い人は一年ぐらい掛かるよ~」
私たちは歩きながら会話を楽しんでいた。やはり魔法書習得には時間が掛かるみたいだな……。
「ラゼルは魔法は習得しないの? いつも使ってるのは魔物の能力っぽいけど......」
「私も魔法を覚えようと努力したんだけど、うまくいかないんだよね」
家族に追放される前は家の魔法書を漁っては練習したりもしていた。まあ、結局魔法を使うことが出来なかったんだけどね。
そうしてしばらく雑談しているとあっという間に店に到着する事が出来たので中に突入するのだった。もちろん手をしっかり繋いで……レズリタが子供っぽくなってる!
そんな訳で店内に到着したのだけどまず気になったのは私の視線に入って来た光景だった。
周りを見渡すと物凄い量の本が陳列されているのだ。こんな量の魔法書があるなんて……驚きだ。
「うわー! こんなに魔法書があるんだ」
「すげえな」
リズとエリックが周りを見ながら嬉しそうに魔法書を吟味し始める。なんだかんだ魔法にもあの2人は興味を持っていたみたいだ。
するとレズリタが私の手を引っ張って2人とは違う所へ誘導する。
「ど、どうしたの?」
「ちょっと来て~」
少し頬を赤くさせたレズリタに腕を引かれ魔法書の奥のコーナー連れてくると手を放してくれる。そこには多くの魔法書が綺麗に棚の上に並べられていた。
リズはエレーナさんとあれこれ会話をしたのち店内へと足を進めたのであった。
「本当にありがとう! これでまた新しい剣を作ることができるよ!」
エレーナさんはどうやらテンションがかなり上がってしまっているようでルンルンとした足取りだ。そしてエレーナさんはドレアを受け取ると私たちをある場所に案内してくれる。
「約束通り、この銀の剣を譲渡するよ。 エリックさんにも銀の大剣をあげるからね」
そう言うとエレーナさんはリズとエリックに銀色の剣を手渡す。
エリックはその剣をぎゅっと握りしめるとリズと共に口を開く 。
「やっぱりこれは凄いぜ! これだったらあのゴーレムも簡単に切れそうだ!」
「本当に切れ味が凄いみたい!」
二人が感想を言い合うなかレズリタは不満そうな顔を浮かべている。私が『魔法書も見に行くよ』とレズリタに伝えると目を輝かせ微笑む。一番頑張ってくれたのはレズリタだからしっかり見させてあげないとね。
その意を汲んだかのようにレズリタは私の手を握る。ちょっと恥ずかしいが可愛いしまあいいかと思いレズリタの手を握り返しておく。
そしてエレーナさんの店を出た後私たちはすぐに魔法書などが売っている魔法書専門店に向かうのだった。
「にしても魔法書って習得するのにどれくらい時間が掛かるの?」
「人によって違うけど早い人は一ヵ月、長い人は一年ぐらい掛かるよ~」
私たちは歩きながら会話を楽しんでいた。やはり魔法書習得には時間が掛かるみたいだな……。
「ラゼルは魔法は習得しないの? いつも使ってるのは魔物の能力っぽいけど......」
「私も魔法を覚えようと努力したんだけど、うまくいかないんだよね」
家族に追放される前は家の魔法書を漁っては練習したりもしていた。まあ、結局魔法を使うことが出来なかったんだけどね。
そうしてしばらく雑談しているとあっという間に店に到着する事が出来たので中に突入するのだった。もちろん手をしっかり繋いで……レズリタが子供っぽくなってる!
そんな訳で店内に到着したのだけどまず気になったのは私の視線に入って来た光景だった。
周りを見渡すと物凄い量の本が陳列されているのだ。こんな量の魔法書があるなんて……驚きだ。
「うわー! こんなに魔法書があるんだ」
「すげえな」
リズとエリックが周りを見ながら嬉しそうに魔法書を吟味し始める。なんだかんだ魔法にもあの2人は興味を持っていたみたいだ。
するとレズリタが私の手を引っ張って2人とは違う所へ誘導する。
「ど、どうしたの?」
「ちょっと来て~」
少し頬を赤くさせたレズリタに腕を引かれ魔法書の奥のコーナー連れてくると手を放してくれる。そこには多くの魔法書が綺麗に棚の上に並べられていた。