その言葉と同時にレズリタは片手を上げると、雷が集まりはじめやがてレズリタの周りを包み雷が腕を伝っていく。
そして片方の手に集められた雷撃を私の前に向けつつ口を開いた。
「〈ボルト〉」
その詠唱とともに腕に集まった雷撃が瞬時に私のもとへと襲いかかってくる。
それに対して私も魔法を発動する。
《コピー》
私の魔法を見てレズリタは驚きの声をあげた。
「えっ!?」
〈ボルト〉は私の目の前でピシャリと音を立てて消失するのだった。
その様子を見た審判が驚愕の声を上げる。
「な、なんですかその魔法は!? 見たことも聞いたこともありません!」
そんな事を言って私に顔を向けてくるので私は首を振り知らないと答えた。
私はこの《コピー》の使い方が分かってきた気がする。
最初はあんまり分からなかったけど、少し使うたびに理解できていく感覚がとても楽しい。
この《コピー》は相手の能力を一時的に消すことが出来るからかなり強い……と勝手に思ったりした。
するとレズリタが口を開く。
「流石ラゼルだね……じゃあ次の魔法いくよっ〈フレイム〉!」
レズリタの前には炎の柱が出現し私の事を燃やさんと襲いかかってくる。
そこで私は人差し指を前に突きだすと一言。
「《ブリザード》」
私の手から発せられた白い靄が炎をかき消す。
そして炎柱は私の氷によってカチンカチンに凍らされてしまった。
私は驚きのあまり声を上げているレズリタをみて勝ちを確信したのだった。
「なっ!?」
「レズリタ、次は私の番だよ……!」
私は手をレズリタに向けてスキルを発動する。
《ポイズン》
そんな詠唱と共に毒の液体がレズリタを襲わんと向かっていく。
レズリタはそれを瞬時に避けるが、私はそれを見越してさらに追い打ちをかける。
「〈ブリザード〉」
冷気がレズリタを襲い、足と地面が凍って行く。
するとレズリタが瞬時に反応し、口を大きく開ける。
「《ファイア》!」
唱えた直後、レズリタの周りに火炎が発生し、やがて氷を打ち砕き追い打ちを防ぐのだった。
そして私に向け炎弾を発射してくる。
「まだ負けてないよ!」
そう言うと同時に炎弾は私のもとに飛んでくる。
私はその様子をみても落ち着き、《ブリザード》を使用するのだった。
そして飛んできた炎弾は消え、相殺される事となる。
「そんなのってあり!?」
レズリタは驚くと言葉を発するが、私は追撃の手を休める事はない。
《ポイズン》 そう唱えると私の手のひらから放たれた毒の液体がレズリタに迫る。
しかし今回は反応できず、もろにくらってしまうのであった。
そしてレズリタは力尽きて地面に倒れる。
「そこまで!」
審判の声と共に戦闘は終了し、私はレズリタのもとに向かう。
「大丈夫? レズリタ」
声をかけると、目をそっと開けたレズリタは悲しい声を発すのだった。
そして片方の手に集められた雷撃を私の前に向けつつ口を開いた。
「〈ボルト〉」
その詠唱とともに腕に集まった雷撃が瞬時に私のもとへと襲いかかってくる。
それに対して私も魔法を発動する。
《コピー》
私の魔法を見てレズリタは驚きの声をあげた。
「えっ!?」
〈ボルト〉は私の目の前でピシャリと音を立てて消失するのだった。
その様子を見た審判が驚愕の声を上げる。
「な、なんですかその魔法は!? 見たことも聞いたこともありません!」
そんな事を言って私に顔を向けてくるので私は首を振り知らないと答えた。
私はこの《コピー》の使い方が分かってきた気がする。
最初はあんまり分からなかったけど、少し使うたびに理解できていく感覚がとても楽しい。
この《コピー》は相手の能力を一時的に消すことが出来るからかなり強い……と勝手に思ったりした。
するとレズリタが口を開く。
「流石ラゼルだね……じゃあ次の魔法いくよっ〈フレイム〉!」
レズリタの前には炎の柱が出現し私の事を燃やさんと襲いかかってくる。
そこで私は人差し指を前に突きだすと一言。
「《ブリザード》」
私の手から発せられた白い靄が炎をかき消す。
そして炎柱は私の氷によってカチンカチンに凍らされてしまった。
私は驚きのあまり声を上げているレズリタをみて勝ちを確信したのだった。
「なっ!?」
「レズリタ、次は私の番だよ……!」
私は手をレズリタに向けてスキルを発動する。
《ポイズン》
そんな詠唱と共に毒の液体がレズリタを襲わんと向かっていく。
レズリタはそれを瞬時に避けるが、私はそれを見越してさらに追い打ちをかける。
「〈ブリザード〉」
冷気がレズリタを襲い、足と地面が凍って行く。
するとレズリタが瞬時に反応し、口を大きく開ける。
「《ファイア》!」
唱えた直後、レズリタの周りに火炎が発生し、やがて氷を打ち砕き追い打ちを防ぐのだった。
そして私に向け炎弾を発射してくる。
「まだ負けてないよ!」
そう言うと同時に炎弾は私のもとに飛んでくる。
私はその様子をみても落ち着き、《ブリザード》を使用するのだった。
そして飛んできた炎弾は消え、相殺される事となる。
「そんなのってあり!?」
レズリタは驚くと言葉を発するが、私は追撃の手を休める事はない。
《ポイズン》 そう唱えると私の手のひらから放たれた毒の液体がレズリタに迫る。
しかし今回は反応できず、もろにくらってしまうのであった。
そしてレズリタは力尽きて地面に倒れる。
「そこまで!」
審判の声と共に戦闘は終了し、私はレズリタのもとに向かう。
「大丈夫? レズリタ」
声をかけると、目をそっと開けたレズリタは悲しい声を発すのだった。