魔法にかかっていた僕は 頬杖をついて
キャンパスの中 君の妄想ばかりしてる
何度でも繰り返していたい 同じ歌ばかり
君がくれたCD 最近音が飛んだ

連れ立って歩いて 誇らしげに
金木犀の香りの中で 好きだって伝えたことが
昨日のことみたい

頭ではわかってる なくしてしまっているんだ
僕たちは交わることのない道の上で
なんとなく思い出す関係だってわかってる
やり直したってきっと一緒だけど
いつまでも勘違いしていたいのさ


ふりだしに戻っていれば 賽を振れる
でもこれは 同じマスは踏めないらしい
何度でも抱き合っていたい そんな恋をしてた
君はどこにいて 今 誰のものなんだろう

デリカシーのない奴らが噂していた
金木犀の香りは今も この場所で僕にだけ
香ってくるようで

おかしくて笑ってる 何がどうでもいいさ もう
同じことを繰り返して大人になる
それくらい誰もが知ってることだけど
学習しないんだ 君のこと忘れていくなんてとても
信じられないんだ


坂道を上がって めくれたスカートを直すかわいい人
僕の思い出の中で 君はいつだって

戻らないってわかってる 終わってしまっているんだ
僕たちは綺麗なまま箱に入って 置物になっていくだけ
それでもかまわない もう一度会ってまた話をして…
なんて言っても
頭ではわかってる なくしてしまっているんだ
僕たちは交わることのない道の上で
なんとなく思い出す関係だってわかってる
やり直したってきっと一緒だけど
いつまでも勘違いしていたいのさ
君を好きでいたいのさ