作中に登場する「赫碧症」は架空の症状であり、特定の疾患等をモデルにしているものではございません。
 また、特定の疾患・ルーツ・来歴等、あらゆるすべての差別・偏見を容認、肯定する意図もございません。
 
 作中で主人公や依頼人の一人である女性が、恋人が赫碧症であるという情報を取得する描写がございますが、実社会の探偵業法では犯罪行為や違法な差別的取扱いをするための調査を探偵業者に依頼することはできません。また、探偵業者も調査結果が犯罪行為や違法な差別的取扱い等に用いられると知った時は、当該業務を行ってはならないと定められております。同法に抵触し、公安委員会の指示に違反した探偵業者は懲役または罰金が科せられます。
 
 同様に依頼人の一人である経営者が、従業員が赫碧症であるという情報を取得する描写がございますが、実社会の個人情報保護法では個人情報取扱事業者が「要配慮個人情報」を本人の同意なく取得することをしてはならないと定められております。同法に抵触し、個人情報保護委員会の勧告及び命令に違反した個人情報取扱事業者は懲役または罰金が科せられます。

 

――平成二十七年に要配慮個人情報の規定が新設された「改正個人情報保護法」が成立・交付、平成二十九年全面施行