「よっ!!悠人!」俺の朝はここから始まると言っても過言ではないくらい俺と雄馬は家族みたいなもんだ。。雄馬とは幼稚園の頃からの幼なじみだ。俺達の目標はバスケで全国優勝すること!まあこのことは追々話すとしよう。
「キーンコーンカーンコーン」よっしゃ!終わったあ!部活行こうぜ~~おう!いつもこの会話を繰り返している。この会話が途切れるとしたら、どちらかが休んでいるか部活がないときだけだ。
「パス!」ダムダム「パシュッ」「おっしゃー!ナイス」俺たちは2年生ながらチームのエースだ。練習をしているときには、たくさん女子が集まっている。柚香によるとついこの間俺と雄馬が帰っていたとき、女子が変なやつに絡まれていたので、「おい!やめろよいやがってんじゃねえか」と言ったことらしい。この話は幼馴染みの柚香にきいたことなので詳しくは知らないがその話が出回ったのは俺達が守った女子がみんなにいったかららしい。
「痛っ」そんなことを考えていたら雄馬のパスが顔に当たってしまった。「なにしとんじゃぼけえ」と監督に言われてしまった。
俺達の監督は怒ったら本当に怖い。俺は慣れたのでスルー出来ているが監督が嫌で辞めた人もいるという。それにいまは全国の予選が近いので余計に空気が悪い。バスケは好きだが練習は死ぬかと思うくらいきつい。なので、俺達は練習が終わったらマックにいくときめている。