ここはバールドア城の東側の城壁の上。あれからメーメルはここに来ていた。
「こっち側は、まだ厄災の被害に遭っておらぬ。それに……この匂いは、ムドル達じゃな」
そう言うと城壁から飛び降りる。そして着地すると、匂いがする小屋の方へ駆け出した。
――場所は移り、バールドア城の広場の東にある小屋――
私は急ぎプレートを確認する。
急がなきゃ。でも、どれがいいのかなぁ。できれば全体のことが把握できて、厄災の特徴も知りたいし……どうしよう。
そうこう考えながらプレートをみた。だけど気持ちが落ち着かないせいか、いい組み合わせをみつけられない。
なんとかしないと……。ん? そういえば、プレートの更新ていつしたっけ……。もしかしたら、他のスキルも覚えてるかも。
私はそう思いプレートの右側にある小さな魔法陣に触れる。するとプレートが発光しステータスが更新されていく。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:受付見習い兼、冒険者 ★特殊能力:見極め
★LV:10 ★HP:10000 ★TP:0 ★MP:500
★攻撃力:5000 ★防御力:10000 ★武器:剣 ★○○…………――――
更新されたプレートを確認した。レベルが結構、上がっている。……やっぱり、いまいち基準が分からない。
私は特殊能力の★に触れた。プレートの下の方にスキルが表示される。
前よりもスキルが増えた。だけど覚えたスキルの量は、減った感じだね。
そう思い何かいいスキルがないか探し始めた。
レベル1は、探して弱点を見極める。2は、内容の見極め。3……探し見極めて場所を特定する。4が、内容に合った物を見極め割り振り……。
レベル5は、物を見極め整理――新しく覚えたスキルだと……。そうだなぁ……レベル6が、複数の対象物の情報を調べ見極めて振り分け整理する。
レベル6、良さそうだね。だけど、なんか物足りない……他にないかな?
そうこう考えながら良さそうなスキルを探していく。
どれも微妙なんだよなぁ。本当にどうしよう……ん? 【ソーティング】かぁ。個々に合った作業を振り分ける。これって、もしかしたら今の状況に合うんじゃ。
そう思いグレイ達に聞いてみることにした。
「ねぇ、このスキルどう思う?」
そう言い私はプレートをみせると、そのスキルを指差した。
「ソーティング、か。なるほど、これだと喧嘩にならないかもな」
「そうですね。ですが、それだけだと厄災の情報が得られないのでは?」
「うん、だから……レベル6も組み合わせようと思ってる」
私はプレートに表示されている見極めレベル6を指差す。
「複数の対象物の情報を調べ見極めて振り分け整理する。フッ、これはいい」
「ええ、これなら厄災を特定して攻撃できます」
「すげぇ、この能力を上手く使い熟せたら……世界征服できるんじゃないのか?」
そう言われ私は苦笑する。
「ええと、流石にそこまでは……ハハハハハ……」
チラッとグレイの方をみた。心配そうな表情で私をみてる。
ムドルさんの方もみた。悲しげな表情で下をみている。
「……まぁ、そのことはどうでもいい。それよりも、厄災をどうにかしないとな」
そうグレイが言うと私は頷いた。ムドルさんとベルべスクも頷いている。
そう話していると、バンといきなり扉が開いた。私たちは驚き同時に扉の方に視線を向ける。
「何をやっておるのじゃ! 厄災は既に増え続け被害が出ておる。まさか怖気づいて、ここでくすぶっていた訳ではないじゃろうな」
そこにはメーメルが居た。そして不機嫌な表情で、こっちに向かってくる。
「こっち側は、まだ厄災の被害に遭っておらぬ。それに……この匂いは、ムドル達じゃな」
そう言うと城壁から飛び降りる。そして着地すると、匂いがする小屋の方へ駆け出した。
――場所は移り、バールドア城の広場の東にある小屋――
私は急ぎプレートを確認する。
急がなきゃ。でも、どれがいいのかなぁ。できれば全体のことが把握できて、厄災の特徴も知りたいし……どうしよう。
そうこう考えながらプレートをみた。だけど気持ちが落ち着かないせいか、いい組み合わせをみつけられない。
なんとかしないと……。ん? そういえば、プレートの更新ていつしたっけ……。もしかしたら、他のスキルも覚えてるかも。
私はそう思いプレートの右側にある小さな魔法陣に触れる。するとプレートが発光しステータスが更新されていく。
★名前:ルイ・メイノ ★年齢:16 ★職業:受付見習い兼、冒険者 ★特殊能力:見極め
★LV:10 ★HP:10000 ★TP:0 ★MP:500
★攻撃力:5000 ★防御力:10000 ★武器:剣 ★○○…………――――
更新されたプレートを確認した。レベルが結構、上がっている。……やっぱり、いまいち基準が分からない。
私は特殊能力の★に触れた。プレートの下の方にスキルが表示される。
前よりもスキルが増えた。だけど覚えたスキルの量は、減った感じだね。
そう思い何かいいスキルがないか探し始めた。
レベル1は、探して弱点を見極める。2は、内容の見極め。3……探し見極めて場所を特定する。4が、内容に合った物を見極め割り振り……。
レベル5は、物を見極め整理――新しく覚えたスキルだと……。そうだなぁ……レベル6が、複数の対象物の情報を調べ見極めて振り分け整理する。
レベル6、良さそうだね。だけど、なんか物足りない……他にないかな?
そうこう考えながら良さそうなスキルを探していく。
どれも微妙なんだよなぁ。本当にどうしよう……ん? 【ソーティング】かぁ。個々に合った作業を振り分ける。これって、もしかしたら今の状況に合うんじゃ。
そう思いグレイ達に聞いてみることにした。
「ねぇ、このスキルどう思う?」
そう言い私はプレートをみせると、そのスキルを指差した。
「ソーティング、か。なるほど、これだと喧嘩にならないかもな」
「そうですね。ですが、それだけだと厄災の情報が得られないのでは?」
「うん、だから……レベル6も組み合わせようと思ってる」
私はプレートに表示されている見極めレベル6を指差す。
「複数の対象物の情報を調べ見極めて振り分け整理する。フッ、これはいい」
「ええ、これなら厄災を特定して攻撃できます」
「すげぇ、この能力を上手く使い熟せたら……世界征服できるんじゃないのか?」
そう言われ私は苦笑する。
「ええと、流石にそこまでは……ハハハハハ……」
チラッとグレイの方をみた。心配そうな表情で私をみてる。
ムドルさんの方もみた。悲しげな表情で下をみている。
「……まぁ、そのことはどうでもいい。それよりも、厄災をどうにかしないとな」
そうグレイが言うと私は頷いた。ムドルさんとベルべスクも頷いている。
そう話していると、バンといきなり扉が開いた。私たちは驚き同時に扉の方に視線を向ける。
「何をやっておるのじゃ! 厄災は既に増え続け被害が出ておる。まさか怖気づいて、ここでくすぶっていた訳ではないじゃろうな」
そこにはメーメルが居た。そして不機嫌な表情で、こっちに向かってくる。