神の塔の一室。

そこでエルドリーンは映像を見ていた。

「私や姉さまが見落としていたなんてね……」

そこに映るひとつの村。そこに立つ、膨大な闇の魔力を持つ男。

「この闇の魔力、間違いなくあれと同じ。そしてこれは……」

エルドリーンは手に持つ絵を見つめる。

「これはまた大事を見落としていたわね……。お姉さまたちに報告しておきましょう」

エルドリーンは神の塔を飛び立ち、コウル達の元へ向かう。


これがコウル達の次の物語へと繋がる――。