《その他キャラクター》

【世界に魔法をもたらした謎多きハイエルフ:リセルカ】
世界で唯一のハイエルフで、年齢不詳。
ダージュの祖父
古代機械文明が発展していたロストギア国が崩壊した理由を知る、数少ない人物。



【世界に拒絶された悲しき魔王:リーパルス】
サブヒロイン
魔族の王、魔王
<虚>という属性の精霊が肉体を得て実体化した存在。
精霊に好かれる体質であるダージュにゾッコン。

<虚>という性質から、すべての対象に嫌悪感や殺意を持たれている。
「私が貴方たちを傷つけようとしたんじゃない。世界が私を拒んだだけ」
世界の魔法系統をブチ壊すほどの消滅(バニッシュ)という強大な力を持っているが、自分の意思での発動はしたことがない。
単純に料理をご馳走してくれたダージュたち2人を兄姉のように慕うようになる。



【「力を持つものには責任が伴う」と信じる、典型的な狂信者:ヴィオレンス】
人族の青年。22歳。
勇者として育てられた純粋な魔法使い系の勇者。
力は神に選ばれし者の証であり、その力を平和のために使うべきだと考えている。

帝国や聖魔教の思想に染まりきっており、教義には疑問を持たずに生きてきた。
己の正義が絶対と信じて、他者に対し容赦なく剣を振りかざす。

ルールに反抗したダージュや、正義を疑って力を振るうことを止めたヒロインと対照的なポジション。
憧れの剣聖だったセリナを個人的な理由で連れまわすダージュに敵意識を持っている。
ストーカーのように彼らを追いかけ回し、魔王討伐に誘う。



【純粋な悪である「戦争商人」:シードマン】
人間族の商人。髭もじゃの顔で樽のような巨体。
過去に帝国の騎士だった両親を目の前で盗賊に殺され、その際に人の死に魅せられてしまった。
人が迎える最期の瞬間に最も価値があると思っているため、“死は多ければ多いほど良い”と信じている。

「貴方のいう変化が、争いを起こす火種になるということを自覚していないのですか?」
「ダージュさんは無意識に人を傷付ける。ましてや貴方のように強い光は、必ず深い闇を生み出すものです」

様々な国や指導者、宗教関係者に争いの種を蒔き続ける。
最期は自身の死を見て満足するか、命乞いするかは物語の展開次第。
結局、最後までダージュとは互いに分かり合えない相手だったが、ダージュにとって人間の業や恐ろしさを与えてくれた重要な人物となる。



【海賊国家の若き首領:サブライム】
ストレイシーキャッツ(彷徨うウミネコたち)という名の海賊国家を率いている。
完全な善人ではないものの、己で決めたルールは死んでも守る芯のある女性。
自由を愛し、縛られることを嫌う。
過酷な運命という荒波にも笑顔で挑む姿に、ダージュは心励まされる。

実は古代人の末裔で、祖先が住んでいた孤島を探している。
だが彼女の命を狙うライバル海賊たちに襲われ、ダージュを庇って瀕死の状態になる。
息をひきとる前に偶然にも孤島にたどり着き、機械人によって内臓を半機械化することで生きながらえることになった。



【ヴェンディ】
機械人
ロストギアに残っていた自走する自販機


【劉偉(リュウ ウェイ)】
仙人で不死。見た目は老人。
セリナと同じく、異世界の出身。
ハイエルフであるリセルカの友人。
古代機械文明ロストギアの滅亡にも関与している。