幼馴染『剣聖』はハズレ職能『転職士』の俺の為に、今日もレベル1に戻る。

「えっと……俺達ばかり休んでていいのかな…………」

「いいのよ。寧ろ、ソラくんが向こうに行ったら、あの子達が気を使うわ」

 現在、弐式、参式、肆式のメンバーは全員で『王家のダンジョン』一層でレベル上げを行っている。

 既にレベル10なのにどういう事かというと、俺のレベルを上げるために、得た経験値を全て俺に送り続けている。

 これを三日くらい繰り返したいとの事だ。

 その前に休暇を取って欲しかったのに、みんなやる気満々でダンジョンに入ってしまった。

 何故か、俺達は来なくていいらしい。

 一時間置きに出現する二層のフロアボスこと『守護騎士』もきっちり狩っているようで、一時間置きにとんでもない量の経験値が入って来る。

 育成向きの魔物のため、収穫物はないので、何も手に入らないけれど、こうして経験値を大量に送ってくれるだけで本当にありがたい。

 俺達は一足先に休暇に入る事となった。

 二人を除いて。



 ◇



 ◆フィリアとアインハルト◆


「アインハルトさん。今日はこちらのわがままに付き合わせてしまってごめんなさい」

「なに、若者が強くなりたいと願う事を応援するのも、騎士冥利に尽きるというものだ」

 王城訓練所に大きな木剣を持つアインハルト。

 それに向かって両手に木剣を持つフィリア。

 アンナの力で、フィリアは自分の能力を一切活かせていない事を知った。

 彼女の極スキルは、剣術を極めれば極めるほど強くなる。

 それがまさか等倍で、持っている意味が全くない事に本人も驚いていたのだ。

 ただ、彼女はどこかその理由を知っていた。

 自分は一度も剣術を習った事がない。

 以前、同じ剣聖であるアビリオに少しだけ教わった事があるが、あれは教わったというより、遊ばれていただけだ。

 それ以来、彼女は強くなるために日々頑張っていた。

 ただ、頑張っていたのは、レベルを上げる事であって、剣術を磨こうとした事は一度もない。

 それが今になって重くのしかかったのだ。

 来たる魔女王との対面の日までに、その能力を最大限に引き上げたいと思っていた。

 そこで仲間になったアインハルト。

 彼は長年王国の騎士団長を務めており、世界でも有名な剣士の一人だ。

 『王家のダンジョン』の一層でメンバー達がレベルを上げてくれている間、彼女は真っ先にアインハルトに相談を持ち掛けていたのだ。

 アインハルトは彼女の才能とやる気を買い、(こころよ)く承諾した。



 ◇



 俺達の休暇が始まって三日が経過した。

 ようやく満足してくれたようで、他のメンバーもレベル上げを止めてくれて、やっと休暇に入ってくれた。

 三日間、閑散としていたアクアソル王国の王都に凄まじい活気が戻った。

 王国民のみなさんも待ってくれていたみたいで、俺達を大歓迎してくれる。

 メンバーのみんなが笑顔になっているのを見ると、本当に嬉しい。

 アインハルトさんと寝るまで稽古を続けていたフィリアも一回り強くなって帰ってきた。

 たった三日だけど、元々才能もあるし、何より強くなりたい欲がある今のフィリアは、今までで一番強いと思われる。

 アンナも見違えた~と話していたくらいだ。


「フィリア、疲れてない?」

「寧ろ元気になっているよ~」

 笑顔でそう答える彼女は、眩しいお日様の光を受けて、美しい金髪を輝かせている。

「ねえねえ、ソラ! あそこの飲み物も気になる!」

 彼女が指差す方向には、黄色い果物『ボナナ』の果実水が売られていた。

 売られているというか、ここに滞在している間、買うというよりタダで貰う形になっている。

 これも女王様の威光で、これからアクアソル王国の力になる俺達からは一切のお金を取らないと話し、王国にもその旨が伝えられた。

 15日後に開かれるという戦争の事も、既に王都民全員に伝えられていて、普段から女王様が愛されているのが分かるくらい、今の王都民達の表情は明るい。

 これから5日間俺達が休暇を取り、残り9日でまた俺のレベル上げを手伝ってもらう。

 それから最後の15日目に祭りを行って、次の日に恐らく戦争になるという予想だ。

 既に十日間入国禁止を言い渡されているが、終わり付近でもう一度十日間入国禁止を言い渡す予定らしい。


 フィリアが次々に初めての果実水を飲み歩く。

 俺もそれに付き合い、色んな果実水を口にした。

 個人的には『ボナナの実』で作る果実水が一番好きかな。


 次の日。

 俺とフィリア、カールとミリシャさんで海沿いにやってきた。

 ここでは『水着』というのを着るらしい。

 初めて見るフィリアの水着姿は――――

「ソラ。ここは天国だな」

「カール。うん。全くの同意……」

 フィリアは自身の髪色と同じ黄色い水着を着ており、無駄肉が一切ない全身を惜しみなく見せていた。

 ミリシャさんは元々豊満な女性の武器を最大限に見せる青色の水着で、きわどい形の水着がとてもお似合いだ。

 二人が海辺で水をかけあっている姿を見れただけで、ここに来て良かったと思える。

「なあ、ソラ」

「うん?」

「…………まさかとは思うが、フィリアと…………まだって事はないよな?」

「ん? なにが?」

「…………」

 カールが片手で丸を作って、もう一つの手で押す仕草をする。

「ッ!?」

「…………ソラ。あまり待たせすぎなのも如何なモノかと思うよ?」

「いやいやいやいや…………まだはや――」

「早くない。遅いわ」

「…………」

「あれだけフィリアから好き好きと言われているのに、まだ待たせるのか?」

「で、でも……」

 男女の事は、既にカールから教えて貰った。

 大人の関係というやつだ。

 俺はフィリアの事が好きだし、その気持ちに変化もなければ、寧ろ日々好きになっていく。

 でも、どこかフィリアとそういう大人な関係を思うと不安が押し寄せる。

「フィリアはずっと待ってくれているだろう? 心配なんてしなくてもいいと思うぜ、親友」

「そう……かな?」

「おう、あとで使い捨て避妊用魔法陣あげるわ」

「…………ぅん」

 それで何をするのかくらい知っているし、その先の事も知っているだけに、俺は力弱く返すしか出来なかった。

 カールのやつ。

 大笑いして、俺の背中を叩くと、フィリアとミリシャさんの下に走り、一緒に水の掛け合いに参加した。

 少し重い腰を上げた俺も、その日はそれ以上悩む事なく楽しく遊んだ。
 休暇も終わり、弐式、参式、肆式のメンバーは9日にも及ぶ期間、ずっとレベル上げに集中するため、『王家のダンジョン』で勤しんでくれるようになった。

 フィリアとアインハルトさんの元五騎士の皆さんも、毎日剣術の訓練に励んでいる。

 ルリくんとルナちゃんは、諜報のためワンド街に潜伏に向かっていて、ミリシャさんと俺とで二人の状況を聞いたり、指示を送ったりしている。

 他のメンバーもそれぞれ『銀朱の蒼穹』のためになる事を頑張ってくれていた。


 戦争まで残り10日。

 どうやらミリシャさんの予想通り、アクアソル王国から定期連絡が来なくなった事で、ワンド街の領主エヴィンは、戦いの準備を進めている。

 そのタイミングで、アクアソル王国からもう一回の十日間入国禁止を言い渡され、疑問から確信に変わった。



 戦争まで残り4日。

 こちらも向こうもお互いの準備がスムーズに進み、ワンド街に戦争のための兵士達が沢山滞在し始める。

 中にはまさかの『エンペラーナイト』の一人もやってきて、思っていた以上に大きな戦争になりそうな雰囲気だ。

 このタイミングで、ルリくんとルナちゃんには帰って来て貰った。

 念のためというか、『エンペラーナイト』が来たという事実が分かったので、大きな収穫だ。



 戦争まで残り2日。

 この日をもって、俺のレベル上げ期間が終わる。

 明日は祭りで、次の日には戦争が始まるからだ。



 その日の夜。

 ぎりぎりまで頑張ってくれるメンバー達。



 それにより――――――遂に俺のレベルが8から9に上昇した。


 - 職能『転職士』のレベルが9に上がりました。-

 - 新たにスキル『経験値アップ⑤』を獲得しました。-

 - 新たにスキル『エリートマスター』を獲得しました。-

 - 新たにスキル『キャリアマスター』を獲得しました。-

 - 新たにスキル『経験値タンク』を獲得しました。-



 『経験値アップ⑤』

 転職させた相手の獲得経験値を四十倍にする。

 ただし、このスキルを持った者を転職させ、転職士が経験値を獲得した場合、獲得経験値が半減する。



 『エリートマスター』

 指定した人のセカンドサブ職能を選択出来る。


 制約その①。

 サブ職能のレベルを最大にした職能のみ設定可能。


 制約その②。

 セカンドサブ職能はメイン職能より下のランクでなくてはならない。


 制約その③。

 セカンドサブ職能は経験値の獲得及び経験値の移動が不可能。


 制約その④。

 セカンドサブ職能はスキルのみが反映される。



 『キャリアマスター』

 スキル『キャリア』の獲得経験値が二倍に上昇する。(スキル『セカンドキャリア』の獲得経験値部分のみ上昇)



 『経験値タンク』

 溢れた経験値が自動的に『タンク』に貯蔵される。


 制約。

 貯蔵された経験値は、スキルの所有者にのみ使用可能。



 ◇



「以上が今回獲得したスキルだよ」

 レベル9になり得られたスキルを4つ、仲間に説明した。

「またとんでもないスキルばかりだね……確かにレベル9で覚えるスキルって凄いんだけど、『転職士』のスキルって他の職能よりも遥かに凄いわ……」

「うふふ、ソラくんがますます強くなるのは、嬉しいわ~」

 溜息を吐いているミリシャさんとは対照的に、アンナは嬉しそうだ。

「それと、サブ職能から、今度はセカンドサブ職能が付けれるようになったので、フィリアはここに『剣士』を付ければ、他に好きな職能をサブ職能に出来るね!」

「えっ!? わ、私?」

 呼ばれると思わなかったようで、驚いた表情で俺を見つめる。

「うんうん。俺はこのスキルを見た時に、真っ先にフィリアの事が思い浮かんだからね」

「おいおい、ソラ。惚気はやめてくれ~」

「えっ!? の、惚気じゃな…………ごめんなさい」

 周りが笑う中、俺とフィリアだけ恥ずかしそうに少し顔が赤くなってお互いを見つめた。

 これでフィリアも好きなように職能が付けられると思ったら、それがとても嬉しくなってしまった。


「ソラくん。それもそうだけど、最後のスキルはもっと凄いわ。これがあれば、つまり! もうレベルを1に戻す必要がないって事でしょう?」

 ミリシャさんの言う通りだ。

 スキル『経験値タンク』の溢れた経験値という文言。

 それはレベルが最大に達した者が得た経験値の事を指す。

 これでみんながわざわざレベル1に戻るのは、メイン職能を付け替えた時だけになる。

 さらにサブ職能で得た経験値もこれに入るので、場合によってはこれから120倍の速度で貯まる事になるだろう。

 メイン職能が40倍、サブ職能がメイン職能で得た経験値が2倍で手に入るので結果的に80倍、二つを足したら最終的に120倍の分になる。

 戦争が終わったらすぐにでも俺のレベルを10にあげるのも良いかも知れないとミリシャさんがつぶやいているけど、どれだけ経験値が必要なのか分からないからね。


 レベルも上がり、次の日には祭りが開かれた。

 既にワンド街には大軍が留まっており、明日にはここに向かって出陣するはずだ。

 この戦争に勝つためにも、喝を入れるために祭りを開くという名目だけど、喝を入れるためなのはちょっと不思議だ。

 まあ、王都民達が喜んでくれるからいいか。

 今回は女王様も下町に降りられ、みんなでお祭りを堪能した。

 こんなに楽しい時間がいつまでも続いたらいいのにと思う。

 広場に上がる焚き火を囲い、俺達は踊りながら夜を楽しんだ。



 その日の夜。

「ソラ? 話しがあるってどうしたの?」

 俺が話しがあると呼んだフィリアがやって来た。

 フィリアは風呂上がりのようで、アクアソル王国の果物石鹸の良い香りが部屋に充満する。

 それも相まってさらに緊張してしまう。

「えっと、フィリア……その……えっと…………」

 フィリアはゆっくり俺が座っているソファの隣に座る。

 ビタっとくっついて座るフィリアの匂いがより近くで感じられる。

 自分の心臓の音がこんなに大きかったのかと思えるくらい、心臓の音が聞こえる。

「ねえ、ソラ? 私達って気づいたらこんな場所まで来てしまったね」

「う、うん……」

「初めて出会った時は、こうなるとは思わなかったけど…………私はソラに出会えて本当によかった」

「俺もだよ、フィリア」

 見つめ合った彼女を自然と唇と重ねる。

 いつもなら、ただ重ねるだけだけど、今日はもう少し先に進む。

 拒否されたらどうしようと悩んでいたけど、フィリアは拒否一つ出さずに全て受け入れてくれた。

 暫く息が入り混じる時間を過ごし、俺達はベッドに移動する。

 初めてフィリアをお姫様抱っこすると、嬉しそうに俺の肩に頭をこすりつける彼女がまた可愛い。

 ベッドに運んだフィリアは、全てを包み込んでくれる聖母様のような笑みを浮かべていた。

 俺は慣れない手付きで、フィリアの服を一つ、また一つ脱がしていく。

 途中、フィリアも手を伸ばし、俺の服を一つ、また一つゆっくり脱がしてくれる。

 ゆっくり過ぎる時間も自分の心臓の鼓動の音が耳元まで聞こえてくる。

 お互いに生まれた時の姿になり、初めて彼女の肌に触れる。

 温かくも切なくも嬉しい感情が湧き出る。

 フィリアと暫く肌をふれあい、俺達はお互いの愛を確かめ合う。

 俺は最も幸せな時間をフィリアと一緒に過ごした。
 朝早くに外の騒がしさに目が覚めると、隣の布団の中から俺を見つめる視線を感じる。

「フィリア!? お、おはよう」

「ふふっ、おはよう~ソラ」

 カーテンが閉まっていて、暗めの部屋でもフィリアの美しい金髪と金色の瞳は光り輝いている。

「えっと、ソラ、一つ聞いていいかな?」

「いいよ?」

「えっと…………昨夜はご満足……頂けましたか?」

 ふぃ、フィリアさん!? 一体何を聞いてくださるので!?

「ま、満足どころか大満足だよ! そ、それに…………」

「それに?」

「フィリアのような可愛い子がずっと俺の隣にいてくれるんだから、それだけでとても幸せだよ」

 少し恥ずかしそうに「えへへ~」と笑うフィリアに、俺はもう一度恋をする。

 お互いに愛を確かめ合った今だからこそ、彼女がとても愛おしい。

 その時、俺は一つある事を思い付いた。

 ずっと胸の奥に仕舞いこんでいたものを。

「フィリア、大事な話があるんだ」

「うん?」

「その――――――この戦いが終わったら、魔女王様に会いに行く前に―――――」

 俺は緊張で高鳴る胸を必死に押し殺して続きを話した。










「俺と結婚してください」

 表情が固まったフィリアは数秒全く動かない。

 その刹那の時間が果てしなく長く感じる。

 しかし、その返事は俺が想像していたモノとは全く違うモノだった。

 何も話さず、彼女は固まった表情のままで、大きな瞳から大粒の涙を流し始めた。

「ふぃ、フィリア!?」

 ただ茫然(ぼうぜん)とした表情のまま、涙を流し続ける。

 俺は思わず彼女を抱きしめる。

「ご、ごめん! 俺なんかが――――」

「ソラ…………」

「う、うん!」

「私なんかで……いいの?」

 いつも俺の事となると、強気になる彼女なのに、こんなに力がない姿は初めてみる。

「フィリアがいい。フィリアじゃないとダメなんだ。これまでのように、これからもずっと俺と一緒にいて欲しい」

「…………うん。私……孤児だから、ソラの奥さんになれるなんて……信じられなくて……」

 俺が嫌いで涙を流した訳ではない事に安堵しつつ、彼女の気持ちにもっと寄り添うべきだったと反省する。

 未だ世界の孤児は地位が低い。

 『銀朱の蒼穹』のメンバーの殆どが孤児でもあり、『銀朱の蒼穹』のメンバーとなっている事もあっても、孤児だと知られると今でもそのような目で見られる。

「フィリア。俺は身分とか地位とかそういうのは全く気にしないんだ。フィリアも他のメンバー達も、みんなが孤児だったとしても、僕の大切な仲間で、家族だと思ってるよ。だから、これから俺の奥さんとして、みんなと一緒に歩いて欲しい」

「……うん。ソラ。ありがとう」

「いや! むしろ受けてくれてありがとう!」

 ずっと弱々しかったフィリアが、俺を強く抱きしめた。
帝国よりアクアソル王国への侵攻が始まる。
最初の戦いではソラ率いる軍によって圧勝となり、アクアソル王国が帝国から解放を宣言した。
帝国による第二侵攻が始まったが、侵攻したのは帝国最強飛竜騎士団を率いる伯爵だった。
伯爵との激戦を繰り広げて、ソラは伯爵と対峙する。
二人の対決に割って入ったのは、ソラの育て親の二人だった。
育て親二人からソラと伯爵の関係を知らせれ、伯爵が父親であることを知った。
母親は自分を産んですぐに暗殺されたため、匿うために離れた街で育てる事実を知らされる。
ソラを暗殺しようとしていたのが帝国の者であることを突きつめ、ソラと辺境伯が手を組むことになる。
アポローン王国が帝国の侵略を受けているとのことで、アポローン王国側に参戦。
帝国の最強騎士と戦いになるがギリギリの戦いで犠牲なく勝つこととなった。
帝国最強騎士とフィリアが戦っている間、フィリアの出生の秘密を知るスサノオが目覚める。
精霊眼を発現したソラは、母の故郷を訪ねると、精霊王となった母と再会した。
フィリアと結婚が決まり、両親が見守る中、二人はめでたく結婚。
しかし、魔女王と凱旋後、フィリアは自分の使命を知り、スサノオに体を渡して大陸の外に出ることにする。
大陸を守っていた結界が破れ、フィリアが外の世界に向かい、ソラ達はフィリアを返してもらうため、魔女王と共に光の神へ戦いを挑む。
中央大陸に上陸したソラは神田家神宮司家の力を借りると共に、封印大陸から援護に来てくれた仲間と共に、中央大陸を支配している国と激突する。
スサノオとの激突の末、フィリアを取り戻したソラは、神の力を得て光の神へ挑む。
光の神アマテラスは最後の力で世界に巨大隕石を落とすが、ソラは精霊になって世界を守ることを覚悟する。
最後は最愛の妻フィリアの手によってソラは命を亡くし精霊となり世界を救った。

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