登場人物


セシル・アディ
 男 神人族 九歳→二一歳
 濡烏(ぬれがらす)色の髪 灰色(グレー)の瞳
 リンクウッドの森にある名も無き暗殺者の村出身。
 村が焼き討ちにあった際いち早く脱出しエセルに拾われ孤児院に連れて行かれた。
 このとき変態(リー)にセクハラを受けて若干の心的外傷(トラウマ)を追う。
 名を貰う前は「八〇六号」と呼ばれてた。
 色々な資格をアホほど持っている。

クローディア・ノーリッシュ
 女 ヒト種九歳→二一歳
 茶系金髪(ダーク・ブロンド) 紫の瞳(パープル・アイ)
 バルブレアの孤児院育ち。エセルから直接魔法を習った。全属性持ち。
 成人後にある切っ掛けでセシルと身体だけの関係になるが、やっていることは誰が見ても奥さんである。
 教員資格持ち。

〝美食三人娘〟
メイ・スコールズ
 女 土妖精 七歳→一九歳
 黒髪 黒目 目が細い
 孤児院で育ち、アップルジャック商会バルブレア支店独立後のマーチャレス農場創設メンバー。農園担当。
 アップルジャック商会を援助するためグレンカダムへ来た。
 農作物の資格持ち。

シャーロット・エフィンジャー
 女 ヒト種 七歳→一九歳
 茶系金髪(ダーク・ブロンド) 碧眼
 孤児院で育ち、アップルジャック商会バルブレア支店独立後のマーチャレス農場創設メンバー。果樹園担当。
 アップルジャック商会を援助するためグレンカダムへ来た。
 果実系の資格持ち。

レスリー・レンズリー
 女 鬼人族 七歳→一九歳
 濡烏(ぬれがらす)色の髪 緋色の瞳(スカーレット・アイズ)
 孤児院で育ち、アップルジャック商会バルブレア支店独立後のマーチャレス農場創設メンバー。牧場担当。
 アップルジャック商会を援助するためグレンカダムへ来た。
 食肉系資格持ち。

リオノーラ・オクスリー
 女 ヒト種 六歳→一八歳
 白髪赤目の色素欠乏症(アルビノ)
 孤児院で育ち、セシルと共に孤児達の食事を作っていた。
 飲食店経営のため諸々の資格を持ってる。

レオンティーヌ・フリムラン
 女 海妖精 一一歳→二三歳
 青み掛かった金髪(アッシュ・ブロンド) 紫紺(ディープ・パープル)の瞳
 孤児院で育ち、成人後もそこで生活していた。
 服飾に関しては〝神針(じんしん)〟と呼ばれるほど実力があるのだが、実は片付けられない汚部屋(おべや)の主で、片付けや洗濯はセシルにやって貰っている。

デシレア・ローセンブラート
 女 植物妖精 年齢不詳
 若草色の僅かにクセのあるフワフワの髪
 (はしばみ)色の瞳
 セシルが総合教育校を設立する際に、その理想に心酔して語り合い、気持ちよーく泥酔してしまいクローディアの悪戯でセシルと同衾してしまった。
 その後バルブレア教育省を退職して総合教育校設立に尽力した。
 経済学と経営学の教員資格持ち。

ラーラ・ラーニョ
 女 半草原妖精 二八歳
 黒髪 黒目 目は細くなく普通
 バルブレア教育省の元職員。デシレアに誘われて総合教育校設立に協力した。
 炊事洗濯掃除が趣味で、同じく出来るセシルに好意を持っている。
 レオンティーヌの汚部屋(おべや)掃除を引き継いで、彼女を説教しながら鬼神のように行なっている。
 経理会計学の教員資格持ち。

アフクセンチエヴナ・ポトチュファロヴァ
 男 ヒト種 四四歳
 赤毛(レディッシュ) 茶色の瞳
 元アップルジャック商会バルブレア支店の店長。
 現在はポトチュファロヴァ商会を立ち上げマーチャレス農場と専属契約している。
 名前が長く、セシルに「寿限無か!」とツッコミを入れられている。
 言われている本人は寿限無が判らないため反論に困っている。
 妻子持ちで、奥さんにも40%で名前を間違えられたり噛んだりされていた。





種族設定

ヒト・亜人種

ヒト種
 世界一多い種族。所謂(いわゆる)人(「人間」という「種」は存在しないのは地球と同じ)。
 平均寿命は五〇から八〇歳台と幅があり、最も短いのだが繁殖力がありコロコロ増える。
 ごく(まれ)に「覚醒種」が生まれ、化物並みの能力を発揮することがある。
 尚、ヒトのみが何故かヒト「種」と呼ばれている。


鬼人族
 全体的に背が高く色白であり、ほぼ全てが黒髪で緋色の瞳であるが、ごく稀に紫の瞳の個体もいる。毛髪は非常に多くハゲはいない。
 頭部に一本から三本の小さい角があり、家族や()()()にしか触らせない。ウッカリ異性が触っちゃうと、責任を取らされる。
 身体的能力が非常に高く、武器を使用しての近接戦闘は文字通り鬼のように強い。


獣人族
 獣の能力を有している種族。そのその種類は獣の数ほどいる。ちなみに獣耳(ケモミミ)、尻尾は格納可能。容姿も他の亜人種と変わらない。種族特有の爪や牙などは自由自在に出し入れも出来る。


金毛妖狐族(こんもうようこぞく)
 九つの尾を持つ狐の獣人。
 非常に希少な種族であり、現在はほぼ確認出来なく、その数は十人もいないだろうと種族学に詳しいグレンカダムの学者は語っている。
 その学者の説によると、警戒心が強く他種族とは関わらず、誰も立ち入れない深い森の奥に棲んでいるそうである。
 間違っても郊外の酒蔵でリンゴ酒作りに精を出していたり、百を超える年齢なのに奥さんと人目も(はばか)らずにイチャイチャしたり、カマ語で話したり孫が二〇人いたりはしないそうである(某リンゴ酒販売商会の四代目予定の少女がその学者に全否定された)。
 五百歳を超えると白い(おもて)の黄金に輝く九つの尾を持つ巨大な狐になるらしい。
 関係ないが、グレンカダムには五〇人くらい暮らしている。


神人族
 生まれながらにして身体能力と魔法的な能力が高く、更に常軌を逸した知識を持つ。
 そのため世界の常識に囚われない柔軟な発想を発揮して、だがちょっとみんなが理解出来ないようなことを言ったりしたりするときがある。
「神人族」という種は存在しなく、各種族の中で稀に生まれる「覚醒種」がそう呼ばれている。


魚人族
 ちょっとしっとりする肌と(エラ)を持つ水棲種族。だが陸上生まれ陸上育ちのため泳げないカナヅチな個体もいる。
 淡水(たんすい)鹹水(かんすい)の魚人がいる。仲は悪くない。
 ちなみに人魚とは別である。
 体温が低い。


鳥人族
 タムドゥー渓谷内の(むら)に棲み、他種族とほぼ交流がない種族。容姿は他の亜人種と変わらず、だが背に翼があり空も飛べる。
 昔から養蜂を行なっており、それが唯一の生産品。超が付く高級品である。
 



妖精種

森妖精
 森に()()妖精種。寿命がほぼ存在しないという非常に長命な種族。
 繁殖能力が低いとされていたのだがそんなことはなく、誰かさんが正しい繁殖方法を王族のみに教示し、その千年後くらいに子宝に恵まれないと悩むメイドにポロっと言っちゃったことでそれが爆発的に広がり人口が急増した。
 その後王は、王妃に折檻されたそうである。


海妖精
 増え過ぎた森妖精が生活の場を海に移してそう名乗った。
 移住して数千年経つため水棲に特化し、森妖精とは身体的特徴が微妙に違う。
 非常に綺麗好きであり、自身の身の回りや住居、海が汚れるのを(こと)(ほか)嫌う。某海妖精は例外。
 一応「恥じらい」という概念はあるらしいのだが、基本的に裸族。寒さに強い。


草原妖精
 その呼称通り草原を根城にする種族。
 全体的に小柄で背が低く、高くても150センチメートルを超えることは稀である。
 非常に俊敏んであり、その速さは全種族中最高。
 ちなみに変態が多いわけではない。


土妖精
 大地共に生きると謂われている種族。
 農業に特化しており手先が器用で、またその力は非常に強い。
 草原妖精ほどではないが比較的小柄で、男女とも可愛い系美男美女揃いである。


岩妖精
 元々鉱山に棲んでいた種族。
 手先が器用で力も強く、技術能力が非常に高い。土妖精と根源(ルーツ)は同じ。
 体型は土妖精とほぼ同じだが、男女ともより筋肉質なガチムチ豆タンクである。
 男女とも頭髪が濃く、男は髭も濃いが髭率はそれほど高くない。髭があると気が散って仕事に差し障るそうな。
 酒に目がないが有り得ないほど弱い。


植物妖精
 根本的な起源が他とは違い、世界樹と呼ばれるトネリコの木を起源とする種族。
 種としての寿命はほぼ存在しなく、千を超えると〝樹人(トレント)〟となる。
 排他的で他種族に興味がなく、誰とも関わりをもたない幻の種族と呼ばれており、少なくとも無能な同僚を憂いたり、たまたま気が合った異性と食事に行って泥酔してしまい、ウッカリ同衾しちゃって責任を取れと言ったり、最低限の荷物持参でそのお相手の部屋にちゃっかり住み込むなどということはしない(グレンカダム在住の種族学者談)。