『7月17日』
僕は今、駅にいる。霞に昨日「13時に駅にいて!」と言われたからだ。現在時刻は12時55分。
「早く来すぎたかな……」
そう呟いた時に霞が走りながらこっちに向かってきているのが見えた。
彼女は夏らしい白Tシャツにベージュ色のカラーパンツを履いていた。彼女の服は制服しか見たこと無かったから新鮮だった。普通に見たら可愛い方だと思う。
「なんか言うことないの?」
そう言って彼女は自分の服を指さした。
「え?あ、うん。似合ってるよ」
これで正解だろうか。僕に乙女心というものを期待されては困る。
「そっちも似合ってるよー!」
適当に選んだこの半袖とジーパンが似合うと言われた。特に嬉しさを感じなかったが一応、
「ありがとう」
と返事をしておいた。
「それで?今日はどこ行くんだ?」
昨日は駅に来い!しか言われなかったから目的とか場所とか色々分からないことだらけだった。
僕は今、駅にいる。霞に昨日「13時に駅にいて!」と言われたからだ。現在時刻は12時55分。
「早く来すぎたかな……」
そう呟いた時に霞が走りながらこっちに向かってきているのが見えた。
彼女は夏らしい白Tシャツにベージュ色のカラーパンツを履いていた。彼女の服は制服しか見たこと無かったから新鮮だった。普通に見たら可愛い方だと思う。
「なんか言うことないの?」
そう言って彼女は自分の服を指さした。
「え?あ、うん。似合ってるよ」
これで正解だろうか。僕に乙女心というものを期待されては困る。
「そっちも似合ってるよー!」
適当に選んだこの半袖とジーパンが似合うと言われた。特に嬉しさを感じなかったが一応、
「ありがとう」
と返事をしておいた。
「それで?今日はどこ行くんだ?」
昨日は駅に来い!しか言われなかったから目的とか場所とか色々分からないことだらけだった。