いつも2人をからかってる仕返しなのだろうか。今日は一段とうるさい2人だ。
「意気地無しって……。こっちにもタイミングってものがあるんだよ」
もう少しで『今日の太陽』とのお別れの時間が来る時に茜が「智!私トイレ行きたい!早く行こ!」と言って智の手を引きどこかへ行ってしまった。
「なんで智をトイレに連れてくんだよ……」
数秒してから隣でカサっと物音が聞こえた。
恐る恐る横を見ると隣には麗音が座っていた。初めて麗音と話した、僕の人生の歯車が動き出したあの日と全く同じように隣に静かに座っていた。でも、あの日と決定的に違うことがある。それは麗音がこちらに気づいていて今、目が合ってる事だ。
すると麗音はさっき僕が麗音と麗音のお父さんに渡した紙とペンを取りだし。あの日と同じように文字を書き始めた。
『初心にかえってみたくて。あと、お父さんと仲直り出来ました。わざわざありがとうね。』
紙とペンを受け取り僕も返事を書いた。
『いや、麗音が招待状送ったんでしょ?』
僕は送ってないということにしておいた。
『チケット送ったってなんで知ってるの?お父さんと私しか知らないはずなのに。お父さんに会いに行ったんでしょ?わざわざ。お父さんから聞いた。本当にありがとう。感謝してもしきれないよ』
『そっか。知ってたのか。でも、麗音送ったから来たのは事実だよ?僕は何もしてない。』
『ううん、本当にありがとう。』
その麗音からの感謝を素直に受け取ることにした。僕は本当に何もしてないけど。
『ところでさ3曲目に弾いてた曲何?』
さっきからずっと気になってることを聞いてみた。
『あれはね。お父さんとお母さんの作った曲なんだ。そしてその曲は私が初めて弾けるようになった思い出の曲』
そーだったのか。忘れてたが両親は音楽家だったな。
「意気地無しって……。こっちにもタイミングってものがあるんだよ」
もう少しで『今日の太陽』とのお別れの時間が来る時に茜が「智!私トイレ行きたい!早く行こ!」と言って智の手を引きどこかへ行ってしまった。
「なんで智をトイレに連れてくんだよ……」
数秒してから隣でカサっと物音が聞こえた。
恐る恐る横を見ると隣には麗音が座っていた。初めて麗音と話した、僕の人生の歯車が動き出したあの日と全く同じように隣に静かに座っていた。でも、あの日と決定的に違うことがある。それは麗音がこちらに気づいていて今、目が合ってる事だ。
すると麗音はさっき僕が麗音と麗音のお父さんに渡した紙とペンを取りだし。あの日と同じように文字を書き始めた。
『初心にかえってみたくて。あと、お父さんと仲直り出来ました。わざわざありがとうね。』
紙とペンを受け取り僕も返事を書いた。
『いや、麗音が招待状送ったんでしょ?』
僕は送ってないということにしておいた。
『チケット送ったってなんで知ってるの?お父さんと私しか知らないはずなのに。お父さんに会いに行ったんでしょ?わざわざ。お父さんから聞いた。本当にありがとう。感謝してもしきれないよ』
『そっか。知ってたのか。でも、麗音送ったから来たのは事実だよ?僕は何もしてない。』
『ううん、本当にありがとう。』
その麗音からの感謝を素直に受け取ることにした。僕は本当に何もしてないけど。
『ところでさ3曲目に弾いてた曲何?』
さっきからずっと気になってることを聞いてみた。
『あれはね。お父さんとお母さんの作った曲なんだ。そしてその曲は私が初めて弾けるようになった思い出の曲』
そーだったのか。忘れてたが両親は音楽家だったな。