「あんたみたいに醜くて奇妙な子は、うちの子じゃない!」
そういわれて男の子霧夜霜は家を10才にして追い出された。

それから3年後

中学校に入学するお金は家から出してくれてるけど、それ以外はなんの音沙汰も無くお金以外霧夜家の人間ではないみたいに。
「うわっ」
電柱にぶつかった
痛い
「はぁ」
ぶつかったから視界の端にあれが見えた
「はぁ」
またかぁ。
あれ。今回のはなんだこれ?蛇?
まあなんでもいいや
「消えろ」
その少年は静かに呟いた
その少年を見ていた少女がこんなことを言ってたのを知らずに
「あの少年糸川中学校に通っているんだ。私も同じ学校に行くから探してみよう。だってあの子見えてるみたいだしあの消し方は気になる…霜使いなの?霧も使ってたよね?」
霜使いは途絶えたんじゃ…
でもあの少年は霧も使ってた…
そんなことをしらずに少年は家に帰った
「ただいまぁ…って誰もいないけど。」
でも久しぶりに使ったな…
よくわからない霜と霧がでてあれ消すやつ
あれしばらく見たくないな…幽霊…
まぁいいや。

次の日

朝「またいるしっ!」
家の外に幽霊がうじゃうじゃいた
「消えろっ!」
一発で消えた。
「じゃあ学校行くか」
サボるけど。とか考えてたけど
「ねぇ君が霧夜霜くんかな?」
なんで僕に人?でもこの人からやばい空気でてる
「はい僕が霧夜霜ですけど、なにかようですか」
もしかして?一人暮らしバレた?
「じゃあ霧夜くん君幽霊見える?」
なんでっ。徹底的に隠してるのに
「…見えませんよっ!」
慌てたからバレたかな…
「そう。じゃあ君幽霊消せる?」
この人とんだ爆弾落としてきた…
「…消す?どういうことですか?」
「今結構、間があったよね?」
「それは知らないから、考えたんですよ」
「いいわけではなく?」
「はい。」
「じゃあ君が消すところを見たって言ったら?」
「でたらめ言わないでください」
バレてる?昨日幽霊消したこと…
「昨日の夕方5時コンビニ付近の路地裏」
ぎくっ。そこ消した場所
家に近くなるから入ったらいたから消したんだ…
「観念した?見たって言ったじゃん」
「わかりましたよ。僕は幽霊を消せるし見えます」
「ふーん。じゃあもう聞くこと聞いたし行こ。」
めんどくさい人だった
「あっそうだ。連絡先教えてっ!話したいしこれからも交換してくれないなら…」
この人はこう脅してきた
「教えてくれなきゃ一人暮らしバラしちゃうぞ?」
そう言われたら僕は従うしかない。だって中学一人暮らし禁止だから
「…はい…」
ていうかなんでこの人ここまで知ってるの?

2時間目が終わった後

メールがきた…連絡先は一応親と友達はいないから無い。でも親からは絶対こないから朝のあの先輩だ
内容は…
「話したいことがあるから今日学校の中の中庭に昼休みにきてね。こなかった…ねっ!じゃね」
という内容だった
行くしかない
行かなかったらいろんなことがバラされる
昼休み

「おそかったね 霧夜くん」
「まだ休み時間始まったばっかですけど…」
「いいじゃんいいじゃん。で…君ってさ幽霊消すとき何の力でどうやって消すの?」
「どゆことですか?」
「力は詠唱が必要なの。私は夜道家の人間で霞の力を持ってるからね、はずいけど…
‘夜の道に通りし霞‘って言うと霞が幽霊消してくれる。力って名前と関係あるんだよね」
ん?いま霞さん中二病みたいなこといってたよな???
「ねえっ!教えてよ」
「ああはい。でも僕消えろと思うだけで消えますけど…」
「はぁ!?なにそれ…でも昨日声に出してたけど…」
「あぁあれは…ムカついてたからつい声が…」
「本物の無詠唱だ…あっ!力は?何が出るの?」
「霧と霜ですけど…」
「2種類!」
「ん?」
「君のさ親さんはなにやってるの?」
「さあ?小6で追い出されたので…」
「小6で!?」
「大金を持たされて追い出されたんです。今もお金は送られてきますけど…」
「じゃあお祖父さまに聞いてみる。霧夜家に霜って子生まれてるか…」
「じゃあ僕はこれで…」

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