賑やかな場所を通り過ぎた
ぼくは今日もそこにいなかった
スマートフォンを片手に
コンビニの袋を抱えて

まぶしいお日様は夏模様
家に居るなんて罪のように思える
靴下が片方見つからない
だからもうやめることにしたんだ

知らなければ傷付かないのに
知らなければ楽しかったのに
このもやもやの根底にあるものは
一体なんだって言うんだろう

まぶしいお日様は夏模様
海に行って泳ぐ人だっているだろう
髪型がどうも決まらない
だからもうやめることにしたんだ

賑やかな場所を遠くから見ていた
ぼくは今日もそこにいなかった
覗く窓はどんどん小さくなって
自称孤独な人になっていく