「ここがポーカーの開かれる会場だ」

え?ひっろ!

ここって敷地余ってるのかな?

「「「「キャー」」」」

組長達よ!

組長?

「へ?」

組長と言われた人の中にはまさかの樹仁さんもいたのだ

「嘘…」

当の本人はニコッと効果音がつきそうなほど私を見て笑っている

「どうなってるの?」

「えー、それでは組み分けの式と色分けの式を始めます。その前に今年度のJOKERの発表です。」

「麻里奈ちゃん来たよ!」

鏡もないのに前髪を直している

「麻里奈ちゃんはJOKER中の最強BRACKJOKERだよ!」

「…REDJOKER Ⅰ年Ⅰ組 麻里奈」

「「「え?」」」

「麻里奈ちゃんがBRACKJOKERじゃないの?」

「じゃぁ、誰よ?」

「…BRACKJOKER Ⅰ年Ⅰ組 紗希」

「紗季って誰?」

いや、まぁ存在感なかったからみんなわかんなくて当然なんだけど…

「私?」

嘘。嘘嘘嘘

樹仁先輩絶対知ってたでしょ…

「それでは初めにJOKERの組み分けを行いますので、JOKERのお二人は前へ」

うっ、全校生徒の視線が辛い…

「それではこの帽子をかぶって」

なんか映画のハリポタみたいなんだけど…

「…彼女の中に眠るのは温暖・熱を溶かすのには丁度いい」

「SPADE」

SPADEってとこに行けばいいのかな?

「…こっちだ」

SPADEの組長さん?

女嫌いそうだから話しかけないでおこう

「…お前は他の女みたいにキャーキャー騒がないんだな」

「騒いだってうるさいだけですよ」

「そうじゃないんだが…」

ん?騒いだらうるさいよね

「ここだ…」

ついてきた先には……










お城とも言える













寮室だった