感想ノート

  • 幼馴染み4人の恋愛の矢印が可愛そうなぐらい噛み合ってなく読んでいて少し歯痒かった。最近、「幸せ」がテーマになっている本を読むことが多いが、他の本と明確に違うと感じた点は幸せの判断軸が作者にあるか、読者側にあるかの違いだと感じた。作者の考える幸せが何かがよく伝わってきて良かった。

    個人的に、彗の告白するシーンは読んでいて自分が凄く緊張した。

    最初から途中まではそれぞれの登場人物が想いを伝えて幸せを感じて元の世界に戻っていくのかな、と思いながら読んでいたが、最後のないちゃんと桜都のシーンで「自分らしく生きる事が本当の幸せ」というメッセージを伝えたかったんじゃないかな?と勝手に思ってる。

    それまでのシーンで想いを相手に伝えることがどれだけ難しい事か、を描いていたからこそ、最後のシーンは心に残るシーンになったのだとおもう。

    他の作品も読んでみたい!

    てる 2023/11/04 18:55

    てるさん、感想ノートへのお立ち寄りありがとうございます。
    今作、わたしの考える『幸せ』がたくさん詰まった作品になっております。伝えたいことをたぐり寄せて素敵な言葉で綴ってくださり、本当に嬉しいです。

    彗の告白シーンは自分の中でも大切で、とても緊張しながら書いたのを覚えています。
    長年の想いを告げることができる喜びと、切なさとやるせなさ。そんなものを表現できていれば幸いです。

    自分らしく生きることが本当の幸せ。作者の私が『幸せとはこれだ』と提言することは出来ませんし、私の回答が答えというわけではありませんが、きっと桜都が伝えたかったメッセージはその解釈で正しいと思います。他キャラそれぞれが違う幸せを持ち、世界にかえっていく。幸せの定義は人それぞれである、ということが今の私から読者様へ贈ることができるメッセージです。

    ぜひぜひ、他作も読んで後悔は絶対にさせませんので、また気が向いた時にお読みください。
    心温まる感想、ありがとうございました。

    最後になりましたが、てるさんにたくさんの幸せとご縁が訪れますように🍀

    11.5 如月深紅

    作者からの返信 2023/11/05 17:29

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