「AチームとCチームは私が監督します。それと、AチームとBチームとCチーム以外の人は外で別のメニューがありますので。」
AチームとBチームとCチーム以外は大体は一年生で、少し二年生と三年生がいる。
Aチームは四人三年、一人二年。Bチームは全員が三年生。Cチームは二年と三年の混合チームと言った感じだ。
「それ以外の人のメニューはこれね」
佐伯は一番近くにいた二年生に練習メニューの書かれた紙を渡した。紙を渡された二年生とAとBとCのチーム以外はバスケットシューズを脱いで靴に履き替えて外に出て行った。
「じゃあ、まずはAチーム対Bチーム。Bチームの皆さんはゼッケンつけてください」
片岡くんがゼッケンの入ったカゴをBチームの近くに置いた。
そして、お互いの陣地に行き、数分間作戦会議をした。
佐伯から作戦などを色々聞いたが、元々合わせることが困難のこのチームで俺はその作戦に合わせる気などサラサラなかった。