
- 作品番号
- 1744189
- 最終更新
- 2025/01/29
- 総文字数
- 9,854
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 未完結
- いいね数
- 6
- ランクイン履歴
-
総合45位(2025/02/05)
あやかし・和風ファンタジー8位(2025/02/05)
「毎日三度、社の鈴を鳴らせ、さもなくば夜叉が目覚める」数百年前から伝わる習わしを未だ守る村で、村長の娘・小夜は鈴を鳴らす巫(かんなぎ)の役目を8歳の頃から父親に押し付けられて務めている。家では、母が亡くなった翌月に家にやってきた継母と義妹に日々虐げられ、特異な容姿のせいで村からも疎まれて育ってきた小夜は、巫の役目だけが生きる理由だった。ある日、高熱でままならない体で鈴を鳴らしに行った小夜は、足を踏み外して湖に落ちてしまう。死を覚悟した小夜の耳に届いたのは、穏やかで優しい声だった。「――ありがとう、小夜」
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