本当に嫌になる。それなのに、今は大人しくベットに倒れ、天井を見上げていた。

半分流された。もう半分は、自分の意志で。
服を全て脱がされ、────日戸に抱かれた。

しかも今度は自分の家で……誰から見ても絶対おかしいのに、何故か心地いい。安心に近いなにかを感じていた。


どのくらい時間が経っただろう。
部屋の明かりを消して行為に及んだ。


二人ほぼ同時に達した。快感が強すぎて、意識が少しぼんやりする。

「湊、おつかれ様。……で、ごめん。おやすみ……」
ぐったりと寝ている彼の額にキスをして、まだ熱い身体を抱いた。
こんなに気持ちいい夜は初めてで、どうしたらいいか自分自身分からない。

ただ、この温もりをずっと感じてたいと……心の中で思いながら眠りに落ちた。