時間が立ち、優菜は帰る準備をする。

晴紀は優菜を見て微笑む。

「お疲れ〜、もうこんな時間かぁ…。」

「そうですね。今日も残業ですか?」

晴紀がほぼ毎日夜遅くまで残っている事を優菜は知っている。

「うん…今日も帰るの12時過ぎるかもな。」

「…ここはブラックなんですか。」

「まぁ〜…ホワイトでもあり、ブラックでもある…的な?」
晴紀は笑いながら言った。

「何ですか、それ。ややこしいですね。」

優菜も笑いながら言う。

暫く話した後、優菜は帰宅する。

「では、また明日。」

「うん、気を付けてね〜!」

明日も晴紀と会えると考えると、少しだけ心が軽くなる。そんな事を考えながら優菜は帰路に就く。