双廻

作品番号 1704937
最終更新 2023/08/20

双廻
ホラー・パニック

17ページ

総文字数/ 18,498

 帝都、灯京。元号は大正となり、次第に異国との戦禍の気配が近づいてきている。灯京帝国大学で精神医学を学んでいる俺は、現在私宅監置の資料を取り纏めている。私宅監置とは、江戸頃まで遡る座敷牢といった風習を、法制度化したものであるというが、近代化を謳うこの国を思えば涙が出てしまうくらい劣悪なものだ。端的に言えば、精神病者――古い言葉で言えば瘋癲人などを、自宅で看るという制度である。調べる理由は、出身地の村における記憶が端緒だ。
あらすじ
灯京という場所を舞台に、大正~現代の間を転生するホラーです。

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