
作品番号 1703151
最終更新 2023/09/17
きっとわたしが死ねば、わたしと関わりのあったみんなが罪の意識に囚われ続けて、これから先の人生ずっと、わたしのことで苦しんでくれると思っていた。
だけど、そんな他人任せな考えは捨てなくちゃいけない。そんな試すようなことで、命を絶ってはいけない。そう分かっていても、この胸にある言いようのない感情を止められることなんて出来なかった。
死にたい、死にたい、死にたい。
消えたい、消えたい、消えたい。
けれど、本当のわたしを見つけてくれる誰かがいることを、あの時は本気でそう願っていた。
わたしはこの命を殺してでも、愛と過去に囚われ続けていたわたしを変えたい。