総長様は可愛い姫を死ぬほど甘く溺愛したい。

作品番号 1690674
最終更新 2023/08/19

総長様は可愛い姫を死ぬほど甘く溺愛したい。
青春・恋愛

298ページ

総文字数/ 165,198

ランクイン履歴:

青春・恋愛:41位(2023/03/27)

別に、君じゃなくても良かった。


このどうしようもない寂しさを埋めてくれるのなら、別に誰だって良かった。


幸せをくれる人なら、誰だって好きになれた。


でも、俺の世界に、そんないい人はいなかった───。


汚い欲望と利益に溺れて、どうにかなってしまいそうだった。


でも、君だけは、君の住む世界だけはいつも温かくて、優しかった。俺もそこに一緒に連れて行ってほしかった。純粋な君を俺でいっぱいに染めたくて、俺だけを見てほしくて。


いつからだろう。君の隣に居られるだけですごく特別だったのは。すごく幸せな気持ちになれたのは。


君じゃなくても良かった、という戯言は、姿形なく消えてしまったんだ。


俺は、君じゃないとだめだった。


俺の冷えきった心を温かく包み込んでくれる君が、この世界にたった1人しかいないってことに気づけたこと。


それだけで、俺の世界の色は、180度変わってしまったんだ。



他に好きな人が出来た、という理由で突然彼氏から別れを告げられた私。


雨の中、一人で泣いていた私の前に嵐のように突然現れて


「俺ん家、くる?」


なんでもない顔をして、そう言った大人の男の人。彼の瞳の色は、声を失ってしまうほどに冷え切っていて。


「そんなやつ、俺が忘れさせてあげる」


でも、とても優しくて。


「早く泣き止まないとキスするよ」


なんだかとても危険で


「やっと、抱ける」


とても甘々で


「桜十葉に手ぇ出したら俺がぶっ殺す…」


でもそんな彼は日本一最強のヤクザの息子だと知って


「俺のこと、……怖くなった?」


日本一最強の暴走族の総長様だと知って、


「俺は桜十葉の隣にいないと、幸せ感じられないの」


私を甘く翻弄する彼に胸が苦しくなって、いつの間にか恋に落ちていました。


でもそんな彼と私には歪みすぎた過去があって…?



どこか危険で甘々な年上男子
坂口裕翔

-Sakaguchi Hiroto-
22歳

×

芯の強いしっかり者の女の子
結城桜十葉

-Yushiro Otoha-
16歳



野いちご総合ランキング:2位(2023/02/08)
恋愛ランキング:2位(2023/02/08)

ありがとうございます😭


\野いちごで読者様2704名突破…!ありがとうございます!/

あらすじ
冬。私は大好きだった彼氏に振られた。雨の中、公園で1人泣いていた私に声をかけたのは、この世のものとは思えないほど綺麗な顔をした、かっこいい大人の人。出会ったときから甘々な年上男子に、甘く激しく翻弄されて。でもそんな彼には、何か隠し事があるようでーーー?2人の恋を阻む、歪みすぎた裏の世界。そして裕翔が昔、犯してしまった罪とはーーー?これは、過去と現実を行き来する、切なくも甘い究極のラブストーリー!!

目次

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