目には目を。悪には幸福を

作品番号 1676861
最終更新 2022/08/31

目には目を。悪には幸福を
ヒューマンドラマ

29ページ

総文字数/ 85,197

ランクイン履歴:

ヒューマンドラマ:4位(2022/09/07)

ある日突然、男子高校生が降って来た。
そして俺は青春真っ盛りの男子高校生として暮らすことになった。 
「俺たち、入れ替わってるー?!」のはずが、何故だか男子高校生は俺の右斜め上で浮いているという、なんとも中途半端な状態だが。

ぶつかった衝撃で大怪我を負うのもごめんだったが、やんちゃ盛りが幼少の頃から青年に至るまでずっと続いてしまった男が進学校に通う高校生に成り代わるなんて、もっとごめんだ。

しかし気のいい俺は、悩み盛りの男子高校生の『お願い』を断るなんてことはできなかった。
彼はイジメに遭っていたのだ。
よし、復讐か。と自慢の腕を鳴らそうにもひょろりと細長いだけの腕を見下ろした俺に、少年は言った。
「お願いは復讐じゃないよ」
じゃあ何をして欲しいのか。
そう問いかけた俺に、彼は思わぬ頼みごとを打ち明けた。

そんなヘビーな重荷すぎる重荷、背負えるわけがあるか。
そう断りたくても、今、俺は彼の人生を背負って生きている。
仕方がない。
これはどうあっても少年には叶えられない。
他人である俺にしか、きっと少年の願いを実行することはできないのだから。
あらすじ

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

pagetop