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この世には、才色兼備なあやかしたちが存在した。




そんなあやかしたちは年々、騒動が起こったり、自分勝手にするなどあやかし界の掟を破ることが増えてきた。





そんなとき、姿を現すのは"あやかし特別捜査官"と呼ばれた人間。



人間だとは思えないほどの霊力を持ち備えて生を承った者。




命を懸けた職業。






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天方凪沙(あまかたなぎさ)は、"あやかし特別捜査官"の家系に生まれた美少女。




幼い頃から血が滲むほどの鍛練を受けてきた。




でも──────




「わたしには無理ですっ」




断固として拒否をする凪沙。





そんな凪沙には、高校生になっても任務がなかった。





だけど、急に





「…凪沙に、始めての任務を与える」




凪沙にとって死刑判決のような言葉だった。










そんなこんなで、凪沙はあやかし最強である鬼のあやかし、至極唯鬼(しごくゆいき)の住み込みボディーガードに？！





「あの…ボディーガードに来た次第です」





「俺はボディーガードに用はねえ」





「…はあ」




「…まあ、奴隷には興味があるけどな」





ええっ？！




「おい、奴隷。コーヒーよこせ」





「はい…」




わたし、ボディーガードではなく正しくは奴隷でした。




だけど、




「…腕、痛いだろ？ほらシップ」




意外にも優しいです。









…まあ、これは表向き…。





実は、色々な同居ならではのハプニングも起こるのです。





\ドタバタな同居胸キュンあやかしラブ/