くらげの足跡は瑠璃色の空へと続く。

作品番号 1672272
最終更新 2022/08/29

くらげの足跡は瑠璃色の空へと続く。
青春・恋愛

73ページ

総文字数/ 118,302

ランクイン履歴:

総合:83位(2022/09/16)

青春・恋愛:16位(2022/09/16)

 潮の香りを孕んだ柔らかな風が、彼女の髪を静かに揺らす。

 「私ね、海が好きなの。全てを忘れられるから。ちっぽけな私が抱える悩みも、苦悩も、悲しみも、この広大な海の前では、塵のようなものでしょう?それにね…」

 放たれたその声は、風に乗って溶けるように順に消えていく。

 「私はくらげになりたいから__。」



 これは、僕と、かけがえのない大切な仲間が紡ぐ、ひと夏の命の物語。
あらすじ
 鼓膜に触れる蝉時雨、目の前に広がる景色はいつも同じ。響は、ループのように繰り返される日々に、人生に、嫌気が差していた。

 ある日、響は電車に飛び込もうとしていた一人の少女を救う。

 彼女は助けた直後に、「信じられない…。私に…まだ…あんな日々が残っていたなんて…。」と口にした。

 その時の響は、この言葉にどんな意味が込められているのか、まだ知る由もなかった。

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