いつか、神様になる君へ。

作品番号 1657458
最終更新 2022/01/11

いつか、神様になる君へ。
恋愛・青春

295ページ

総文字数/ 144,134

ランクイン履歴:総合25位 (2022/01/18)





「俺はきっと前世でとてつもない罪人で、
その罰が今世に廻ってきてるんだって」



彼は、青年で。
16歳のどこにでもいる男の子で。

わたしと何も変わらない、高校生で。



「そう思うと納得出来るから……平気」



そんなふうに笑う君が、

神様だった。







「だんだん全筋肉の機能が
停止してく病気でさ。
最終的に呼吸筋がね、止まっちゃうんだ」



笑顔と幸福を与える強い神様は、

誰かにすくわれることを
望んではいけないのですか。


どうして命は平等の価値があるというのに、
人生は平等ではないのですか。



「でも見て。いろはの涙がね、
こうして落ちて……花を咲かすんだ」



誰か、彼を、すくってください。

誰が、彼を、すくえるのですか。







わたし達の一番のしあわせは、

確かにそこにあったのです。


君と過ごした“今”に、あったのです───。



「―――しあわせだ…。
俺は今、世界で一番しあわせだよ」



それはまるで線香花火のように。

小さく小さく灯る、つよいつよい光。




いつか、神様になる君へ。





あらすじ

「俺、実は男が好きなんだよね」

葉月 いろは(はづき いろは)、地味で目立たない高校1年生。
ある日、人気者なクラスメイト、橘 亜希(たちばな あき)のとんでもない秘密を盗み聞いてしまう。

それは同性が好きだということ、そしてそれだけではなかった。


あと5年も生きられない―――。


笑顔に隠してしまう本当を、いろはには分かっていた。

彼の“目”だけは、本心を伝えてくれたから───。

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