女の子は中学3年生になりました。公立受験を終えた女の子はスマホを両親に買ってもらいました。受験というストレスから解放された女の子は深夜に友達とゲームをしたり、ラインをしたりと楽しく過ごしていました。その時かなり仲良くしていたのは同じクラスのとある男子でした。彼は背が低くて丸いことをクラスの人からよくいじられてはいましたが、実際のところかなりの人から嫌われていました。それは彼に良くない噂があったからでした。女の子はその噂の真偽が分からないのに嫌うのはどうなのだろうと思い、その男の子と仲良くしていました。たまたま彼は女の子と同じ趣味だったので、ときおりTwitterのDMでやりとりをしていました。彼は色々事情があるらしく、LINEができなかったそうです。そんなある日のこと、男の子からDMがきました。内容があまりにも気持ち悪いので要約すると
「俺とヤッてくれませんか?(告白)」
というものでした。告白というと付き合ってくださいが普通だと思っていた女の子はドン引きしました。そして深く反省しました。中学2年生の時にアニメにハマった女の子はある経緯があって腐女子となり、下ネタおっけー系女子になってました。それを知っているからかその男の子とは深夜テンションということもあり、下ネタトークをよくしていました。だからといってそれとこれとは大違いです。こちらがドン引いているのも知らず
「実は中2の頃から好きで」
とか、
「俺みたいなやつにも優しくしてくれて」
とかなんやかんや言ってきてましたが、最初の一言で全て汚く見えてました。噂は本当だったのか、と女の子は酷くがっかりしました。そう、噂というのは前にもこういう感じの内容で荒れたというものでした。ヤれるなら誰でもよかったんやろうな。丁重にお断りしましたが彼は引き下がらず
「中学最後の思い出になるよ!」
とか
「せめてお互いの写真の交換だけでも」
とか延々と言ってきました。そしてこちらが断り続けたからか最終的には
「体育館裏とか人来ないから襲ってもバレない」
的な脅しまがいなものまできました。
女の子はその時起きていた友達に相談しながら返信していました。怖くて怖くて仕方ありませんでした。そしてなんとか断り切ってブロックしました。そしてそんなことは忘れた高1の夏、なんとやつは他のアカウントでわざわざDMを送ってきたのです。 
「あの時のことを謝りたくて」
許す気はさらさらありませんでした。彼のせいで一時期男性恐怖症になりかけたのです。
「許すから今後一切関わらないで」
面倒なので許した体でそれだけ返しました。
「最後に聞きたい、なんで広めたんだよ」
そう、あの告白があってから数日後、拡散力のある別の男友達にそのことをツイートしてもらったのです。他に被害者増やしたくなかったのです。そのことを伝えると納得したらしくDMは返ってこなくなり、速攻でブロックしました。