先生な、社会科の先生やねん、異世界とかよう知らへんねん───

作品番号 1645395
最終更新 2021/08/10

先生な、社会科の先生やねん、異世界とかよう知らへんねん───
ファンタジー

6ページ

総文字数/ 15,347

「どこやねんここはー!!」


 社会科教師、森本半蔵(42)
 なんか忍者っぽい名前だが、別に忍術は使えない。
 彼の使えるのは───中型免許(8t限定)くらいなものである。

 この愚痴症のくたびれた雰囲気のオッサンは、異世界の密林で今日も今日とて愚痴りまくる。




「───はー……なーんで俺、異世界に来てまで先生やってるんだろう?」

 密林の湿気を帯びて、じっとりと湿った教員用の教科書片手に、今日も教える社会科授業…

 生徒は約30人の───

 エルフ、
 ドワーフ、
 ホビット、
 人間、
 獣っ子、
 鱗少女、
 その他多数の種々様々な───子供達

 やかましいガキどもに囲まれて今日も今日とて教える社会科

 昨日は、地理
 今日は、歴史
 明日は、公民

 ベトナム戦争から中越戦争、
 宗教、政治に、日本アルプス、シロッコと……なんでもござれの社会科授業

 だけどね、ここ異世界ですやん?
 地球の社会科って意味あるの?



「知らねーよ」


 今日もこれから、授業の時間らしいからな……

 かつて、自分が始めたことだという事は、スポーンと頭の中からはじき出されているのだが……それはまた別の話。


 あーめんどくさい、
 ガキは嫌いだー! などとブチブチ言いながら歩く彼は、異世界歴はまだ数か月目のペーペーである。


 どうして、いかにも日本人の彼がこの森の中にいるのか。
 その辺は追々後述していこうと思う。
 別に飛行機が墜落したとか、トラック転生とかではない───はずだ。




「はい、エルシル君廊下に立ってなさい!!」
「ファ〇ク! クソ教師が───!」





 異世界で社会科をひたすら教えて、ひたすらツッコミを受ける異色の異世界ファンタジー!

 魔王?
 勇者?

 知らんよ…

 それよりも聞きたまいよ、

「中越戦争というものがあってだね───……
あらすじ
中年教師異世界に落ちる……。

ある日クラス転移に巻き込まれた中年教師。
勇者、聖女に認定された生徒とは裏腹にカス扱いの教師は、世界の反対側に捨てられた。
スキルもアイテムもないなか、落ちた場所はジャングル。手には授業で使っていた教科書のみ。

仕方ないので、落ちた先で授業を始めることにしました。
相手??
そんなもん異世界住民に決まってるでしょうが!!

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