「ねぇ、癸斗…笑ってよ…
 癸斗が笑った顔‥‥大好き…私の分も…しあわせになって…
 私の大切な人…だから、泣かないで‥‥
そうだ‥‥わ、たしの、ね…夢…は、死んでいく‥‥
 子供たち‥‥を…悲しみ、…こう・・・かいの…
 無いように、して、あげたいの‥‥ど、うか…この願いを、夢を、か、
 なえて…」

彼女の最後の頼み。

俺は精一杯、笑った。

「あぁ、約束するっ…!約束、するからッ…!」

「ありがとう‥‥」

そう言って彼女は永遠の眠りについた。

家族や友人、俺に見守られて。

最後まで彼女は笑っていた。

そして最後までみんなの幸せを願っていた。

未来の事、人生の事。色々と。

ありがとう。俺の大切な人。

一生忘れはしない。絶対に。

だって彼女は俺が想う限り、

永遠に俺の中で生き続けるのだから―…