人肌恋しい季節になると、みんな出逢いを求めて多くの女子たちが神社にやって来る。

話題のために作ったハート形の絵馬は口コミで話題になり、休日になると黄色い声が境内に響き渡っていた。

そんな中で、人目を気にしながら歩く男性がひとり。

その足は境内の社務所の前で止まった。  

「こんにちは。なにをお探しですか?」

白と赤の衣装を着た巫女がニコリと微笑む。


「あの……〝裏絵馬〟をお願いします」