死のうと思った日、子供を拾いました。

作品番号 1609172
最終更新 2020/07/27

死のうと思った日、子供を拾いました。
恋愛・青春

14ページ

総文字数/ 10,447

ランクイン履歴:総合67位 (2020/07/26)

 交際五年で、結婚も目前だったある日、婚約者が死んだ。

 マンションの隣の部屋が火事になって、そこにいた子供を助けに行って。

 その子の親でもないのに。

 そうして、結婚式の前日、俺の幸せな人生は音を立てて崩れた。

 死のうなんて思ってなかったが、生きる気力が湧かなくて、無気力に歩いていたら、いつの間にか車道に突っ込んでいて、車に轢かれそうになった。

 でも、轢かれなかった。

 中学生の子供に助けられたから。

 その子供は俺と同じ、生きることに投げやりな子だった。


 この出会いは偶然か、必然か。そんなのわからない。でも、生きてみてようと思った。この子が、投げやりに生きるような人間じゃなくなるその日まで。

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