真夏の炎天下に、たくさんの汗が落ちる。


ーー次はどんなボールが......


ピッチャーとの読み合いに、更に気温が上がった気がした。

雑音が一切消え、自分の心臓の音しか聞こえない。


緊張が高まる中、カキーンッと気持ちの良い音が鳴り響いた。


その瞬間、わぁ!っと歓声が球場内に溢れかえる。


私は、身体の中から込上がってくる感情が、抑えられなかった。溢れてくる涙が止まらない。


「4-3で試合終了」


審判の声と、鳴り止まない歓声が溢れているグラウンドには、選手達の汗と涙が滴っていたーー。