コーニエルは少年の家でご飯も食べさせていただき、ジャ○プも読ませていただいた。

「ありがとう!!ジャ○プも面白かったし、ご飯も美味しかったよ!!」

「全然いいよ。ゆっくりしていきなよ。」

「なんでそこまでよくしてくれるんだ?」

「別に理由なんてないよ。ホウキに乗ったお兄ちゃんが落ちてきて、助ける理由もないけど、放っておく理由もないからね。」

「キミ、結構物事の考え方がしっかりしてるんだな。」

「コ○コ○コミックは卒業したからね!」

「おお、そうか!それは良かったな!(何が良かったんだ?言っておきながら、自分でもよく分からん……。)」

「それから、『キミ』じゃなくて僕の名前はバートだよ!」

「そうか悪かったな、バート!俺の名前はコーニエルだ!よろしくな!」

「よろしくね!ところで、コーニエル兄ちゃんは何で殺されそうになってたの?」

「それは、俺が戦争に参加しないで逃げようとしていたからだよ……。」

「ふーん。戦争に参加しないと殺されそうになるなんて、世知辛い世の中だね……。」

「ああ、そうだな……。でも、バートはよくそんな難しい言葉を知っているな!感心するわ!」

「そうかな?これぐらいの言葉知ってて当然だと思うけど。」

「……恐れ入りました。」

「コーニエル兄ちゃんは、何で戦争に参加しないの?」

「恥ずかしい話だが、俺は攻撃魔法が苦手で直ぐに殺られるのが分かってるから、参加したくないんだよ。」

「そうなんだ。魔術師も色々と大変なんだね。だけど、自分の命を大切にするのは当たり前のことだから、逃げて良いと思うよ!」

「ありがとう!!バートのその一言に救われるよ……。(泣)」

「泣かないで、コーニエル兄ちゃん!丶(・ω・`) ヨシヨシ」

「ありがとうーー!!優しいんだね……!グスン。」

「良かったら、ティッシュ使って。」

「あ"り"がどぅ"ーー!!」

チーン!!ズビビッ!









バートの両親は二人のやり取りを見て、微笑ましく思った。