「ティム様ー!!大変ですよ!!!カレンさんが結婚するそうですよ!!」

「あんだって!!それは良かったな!!でも、どこでその話を聞いたんだ?」

「それは…この手紙に書いてありました!!」

「また私宛の手紙を読んだのかー!!」

「えー、ダメですかー??」

「ダメに決まっているだろうーー!!」

「ケチ!!」

「ケチじゃなーい!!」

「デベソ!!」

「デベソじゃなーい!!」

「ハゲ!!」

「ハゲてなーい!!」

「二人とも、仲が良いのね。」

リリーがニコニコしながら言った。

「仲良くない!!」

ティムが即答した。

「ティム様は酷いなぁ。」

エズフは大袈裟に悲しみながら言った。

「ところで、相手は誰なんだ?」

「ギャレットさんって書いてあります。知っていますか?」

「知らないな。」

「僕は知っていますよ。城下町で喫茶店やっている人ですよ。」

「そうなのか。」

「はい。優しそうな感じの人ですよ。えーと、結婚式は二か月後ですね。どうされますか?ご出席されますか?」

「そうか!ぜひ、出席させてもらおう!!エズフも来い!」

「分かりました!しっかりと護衛させていただきます!」