「しかし、どうやって調べたらいいのでしょうか?」
「タナカさん、張り切った割には何も考えてなかったのか……。」
アベラード卿があきれている。
「うーん……何か良い考えが出ないかなぁ……
そうだ!!ティム様が持ってる不思議な石を使えばいいんですよ!!確か、自分がその石を持っていると握手した相手の考えていることが分かるんですよね?
その不思議な石を使えば、どうやってそんな大金を手にいれたか聞き出せるはずですよ!!!」
「確かに!!タナカさんにしては、良い考えだね!!」 
「アベラード卿、最後の一言は余計です!!えーと……ティム様は、今は家に帰って奥様とお子様と過ごしているそうですね。アベラード卿、ティム様へ不思議な石を貸してほしいと手紙を送ってくれませんか?」