コーニエルがハンプトン子爵令嬢の家へ行くと、3人は家の前で待っていた。
「待たせたな!」
「えっ!?コーニエルさん?どこ??」
「上だよ!上!」
「「うえ……ってええェェーーΣ(Д゚;/)/」」
「うるさいなー!どうしたんだよ?叫んだりして……。」
「どうしたもこうしたもないですよ!!なに、しれっと上から登場しているんですか!?」
「いや俺さー、観光してたら疲れちゃってだからホウキに乗って来た。」
「ホウキを馬車みたいに使うの止めてくれますか!!私たちは、ハンプトン子爵令嬢のイヤリングを盗んだ犯人を探そうとしているんですから、あまり目立たないでくださいよ!」
「タナカさん、まともなことを言うのはいいが、場所を考えてくれ……。うるさくて、近所迷惑だぞ!」
アベラード卿が注意する。
「すいません……。」
田中さんは、少しへこんだ。
「気にすんなよ!」
「コーニエルさん、あなたは黙ってて!」
コーニエルも、アベラード卿に注意された。
「なんなのこの3人……。」
ハンプトン子爵令嬢は、一人溜め息をついた。