カレンは、まず、洗濯をしているメイドに話を聞きに行った。
洗濯を任されているメイドは、30人いた。
「みんな知ってると思うけど、ティム様が国王陛下を毒殺しようとしたとして、捕まってるの。
だけど、私はティム様がそんなことをするはずがないと思っているわ!
だから、ティム様の疑いを晴らす為にも協力してほしいの!」
「分かったわ。協力するわ。」
「ありがとう!じゃあ、さっそくだけど何か変わったことは無かった?」
「特になにも無かったわ。」
「不審な人物が来たとか無かった?」
「いや、無かったわ。私たちしか居なかったわ。」
「いつも30人でしてるの?」
「ええ。そうよ。30人で洗濯して、干して、取り入れているわ。」
「ティム様の洗濯した物を部屋に片しに行った人は誰?」
「私よ。だけど、片しに行くときにはズボンのポケットの中を確認しなかったから、その時には毒物が入れられてたのかどうか分からないわ。」
「そうなのね。教えてくれて、ありがとう。じゃあ、また何かあったらよろしくね。」
「あっ!ちょっと待って!
全然関係ないけど、ティム様が国王陛下と食事をされた日の朝に洗濯に出してくれたズボンの中には、石が入っていたの。
持って行くときには気がつかなくて、洗うときに入っているのに気がついて、次の日の朝にティム様の洗濯した物を片付けに行くときに石を一緒に渡そうと思ったら、その日の夜にティム様が捕まったと聞いて石を渡せなかったのよ。」
「そうなのね。その石は、ティム様がワンワン民族の子供が困っていたところを助けて、そのお礼にその子から貰ったものなのよ。
捨てたらその子に申し訳ないから、私、今からティム様にあなた達から聞いた情報を報告しに行くから、ついでにその石も渡しておくわ。
教えてくれて、ありがとう。」
「そうなのね。
捨てようかどうか迷ったけど、捨てなくて良かったわ。
石は、あそこのかごの中に入ってるわ。」
「ありがとう。」
そして、カレンは石を持っていった。
ティムのところに行く道中、徴税長官に出くわした。
「あっ!!ティム様の叔父様でいらっしゃいますよね??
ティム様が国王陛下を毒殺しようとしたとして捕まっていますが、私は、ティム様がそんなことはしないと信じています!
ティム様の無実を晴らすために、協力していただけませんか?」
「もちろんだよ!ティム君が私のお兄様を毒殺しようとしたなんて、私も絶対ありえないと思っているよ!!
私にできることがあれば是非協力させてもらうよ!!
もし何か情報を掴めれば、報告するよ!!」
「ありがとうございます!!よろしくお願いいたします!!」
カレンは、協力者が増えたと喜んだ。
カレンと徴税長官は、握手を交わした。
その瞬間、カレンの頭の中にこんな言葉が聞こえてきた。
(間抜けだなぁ。私が企てたというのになぁ。その私を信用しちゃってんだから。笑えてくるよ。)
「えっ!!??」
カレンはビックリした!!
ど、どういうこと!!??
なんか、声が聞こえてきたんだけど!?
「急に声を上げてどうしたんだい??」
(なんなんだ、急に!?耳元でうるさいぞ!!)
「………。」
もしかして、徴税長官の心の声が聞こえてるの??
カレンは、ハッとなって手を離してしまった。
「急に声を上げて、申し訳ありませんでした。
大事な用事を急に思い出して、声を上げてしまいました。」
「思い出すときは、普通は『えっ!?』じゃなくて『あっ!?』って言わないか??」
「私は、何か思い出した時に『えっ!?』と言うのが癖なんですよ。あはは。気にしないでください!それでは、失礼いたしました!」
カレンは逃げるようにして去っていった。
洗濯を任されているメイドは、30人いた。
「みんな知ってると思うけど、ティム様が国王陛下を毒殺しようとしたとして、捕まってるの。
だけど、私はティム様がそんなことをするはずがないと思っているわ!
だから、ティム様の疑いを晴らす為にも協力してほしいの!」
「分かったわ。協力するわ。」
「ありがとう!じゃあ、さっそくだけど何か変わったことは無かった?」
「特になにも無かったわ。」
「不審な人物が来たとか無かった?」
「いや、無かったわ。私たちしか居なかったわ。」
「いつも30人でしてるの?」
「ええ。そうよ。30人で洗濯して、干して、取り入れているわ。」
「ティム様の洗濯した物を部屋に片しに行った人は誰?」
「私よ。だけど、片しに行くときにはズボンのポケットの中を確認しなかったから、その時には毒物が入れられてたのかどうか分からないわ。」
「そうなのね。教えてくれて、ありがとう。じゃあ、また何かあったらよろしくね。」
「あっ!ちょっと待って!
全然関係ないけど、ティム様が国王陛下と食事をされた日の朝に洗濯に出してくれたズボンの中には、石が入っていたの。
持って行くときには気がつかなくて、洗うときに入っているのに気がついて、次の日の朝にティム様の洗濯した物を片付けに行くときに石を一緒に渡そうと思ったら、その日の夜にティム様が捕まったと聞いて石を渡せなかったのよ。」
「そうなのね。その石は、ティム様がワンワン民族の子供が困っていたところを助けて、そのお礼にその子から貰ったものなのよ。
捨てたらその子に申し訳ないから、私、今からティム様にあなた達から聞いた情報を報告しに行くから、ついでにその石も渡しておくわ。
教えてくれて、ありがとう。」
「そうなのね。
捨てようかどうか迷ったけど、捨てなくて良かったわ。
石は、あそこのかごの中に入ってるわ。」
「ありがとう。」
そして、カレンは石を持っていった。
ティムのところに行く道中、徴税長官に出くわした。
「あっ!!ティム様の叔父様でいらっしゃいますよね??
ティム様が国王陛下を毒殺しようとしたとして捕まっていますが、私は、ティム様がそんなことはしないと信じています!
ティム様の無実を晴らすために、協力していただけませんか?」
「もちろんだよ!ティム君が私のお兄様を毒殺しようとしたなんて、私も絶対ありえないと思っているよ!!
私にできることがあれば是非協力させてもらうよ!!
もし何か情報を掴めれば、報告するよ!!」
「ありがとうございます!!よろしくお願いいたします!!」
カレンは、協力者が増えたと喜んだ。
カレンと徴税長官は、握手を交わした。
その瞬間、カレンの頭の中にこんな言葉が聞こえてきた。
(間抜けだなぁ。私が企てたというのになぁ。その私を信用しちゃってんだから。笑えてくるよ。)
「えっ!!??」
カレンはビックリした!!
ど、どういうこと!!??
なんか、声が聞こえてきたんだけど!?
「急に声を上げてどうしたんだい??」
(なんなんだ、急に!?耳元でうるさいぞ!!)
「………。」
もしかして、徴税長官の心の声が聞こえてるの??
カレンは、ハッとなって手を離してしまった。
「急に声を上げて、申し訳ありませんでした。
大事な用事を急に思い出して、声を上げてしまいました。」
「思い出すときは、普通は『えっ!?』じゃなくて『あっ!?』って言わないか??」
「私は、何か思い出した時に『えっ!?』と言うのが癖なんですよ。あはは。気にしないでください!それでは、失礼いたしました!」
カレンは逃げるようにして去っていった。