「ところで、修業の方はどうだったの?」
田中さんが尋ねた。
「実は……ホウキに乗って空を飛べるようになったの♪」
「「す、凄い!!!」」
田中さんもアベラード卿も驚いた。
「じゃあ、飛んでみるわ♪」
ハンプトン子爵令嬢は、ホウキに乗って空を飛んでみせた。
「「わー!!゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚」」
二人とも目をキラキラさせていた。
「どう?凄いでしょ?」
「凄いよ!!よくやったな!!やればできるじゃないか!!」
「私も見直したわ!!意気込んで行ったけど、ちゃんと修業できるのか心配してたのよ。」
「私だってやればできるんだから!!」
ハンプトン子爵令嬢は、胸を張って言った。
「本当は、魔法のコントロールのやり方を教えてもらいに行ったんだけど、魔法のコントロールをできるようになるには、ホウキに乗って空を飛ぶ修業がうってつけだって言われて、それで飛べるようになったのよ。」
「そうだったのね。じゃあ、魔法のコントロールもできるようになったってこと?」
「そうよ!」
「「おめでとう!!」」
田中さんとアベラード卿は、心から祝福した。
「ありがとう。なんだか照れるわね……。」
ハンプトン子爵令嬢は、恥ずかしそうにしていた。