天罰の雨は恋する姫の涙

作品番号 1597771
最終更新 2020/04/17

天罰の雨は恋する姫の涙
恋愛・青春

8ページ

総文字数/ 28,959

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あらすじ
『恋姫に告ぐ――、』に続く恋の願いを七夕の短冊に記すと、恋の神様“恋姫”が望みを叶えてくれるという噂に頼った女子高生の倉科奏空は、同級生の二宮玲人と数年ぶりの顔合わせを、出会い頭の予期せぬ口づけで果たしてしまう。するとその夜、奏空は玲人の知らぬ過去を夢で、その一方で玲人も、七七年ごとの七夕の日に起きるとされる大災害“天罰と催涙雨”を題材に校内新聞の執筆を新聞部顧問から依頼された日の夜、奏空の知らぬ過去を夢で見せられる。
勉学のみに青春を捧げてきた玲人、逆にバスケも恋も望む青春を得ようとしてきた奏空は、互いの考えや望みが理解できず、正反対な性格もあり夢で反発し合う毎晩。だが恋にまつわる過去を見たきっかけに双方の覚悟と努力を認め合い、同時に自分にない姿勢を羨み始める。
夢は見るが口づけ以来現実で顔を合わせていない二人。だが会おうとすれば邪魔が入り一度も会えない始末。玲人は夢を調べるうち、恋姫にまつわる逸話に繋がりがあるのではないかと推察に至る。一方の奏空は異性の同級生からショッピングに誘われ、愛を告白されるも、玲人が頭によぎり拒否。そして奏空のデートを偶然目撃した玲人は動揺。その晩、両者は双方が羨む姿を裏切られるような夢を追い打ちのように見せられ、互いを拒絶してしまう。
七夕の日、拒絶したはずの奏空への思いを払拭できずにいた玲人は、校内新聞を執筆する中で恋姫の逸話と“天罰と催涙雨”の因果に感づき、天罰の阻止のため動き出す。その最中に恋姫と邂逅し、玲人に夢を見せた目的と『天罰は恋姫を罰するためのもの』、『現実で奏空と会えないのは天の神様による妨害のため』という恋姫が語る真相を聞く中で、奏空に逢いたい本心を口にする玲人。そうして彼は天罰を阻止するためにも“神映湖”という湖で逢おうと奏空に電話で伝える。
玲人に逢いたい想いを胸に秘めた奏空は、過酷な状況を乗り越え彼の元に辿り着く。逢えたのは、星空を反映した湖は天の川そのものだから。夢を見るうちにお互いが心に根づいていたという思い、隣で頑張り合いたいという望みを玲人と奏空は明かす。けれど天罰を止める代わりに、自分らのこれからの努力を認めてくれるまで会うことはしないと天の神様に約束をする。
その後、それぞれの日々を過ごすものの、伝え残していた言葉が二人にはあった。すると神様の計らいで一度だけ顔合わせを許され、“好き”を伝え合うのであった。

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