
作品番号 1596731
最終更新 2021/03/17
学校の屋上のフェンス越しに君はいた。
泣きたそうな顔で笑う君から目が離せなくなった。
「……私に触れる? 慎くん」
その言葉がどれだけ残酷な言葉かを知った時、もうすでに囚われの身であった。
〜〜
どうして、どうして、どうして。
何もしなくても傷ついていく人がいる。
私の存在は人を傷つけるものでしかない。
「死ねよクソビッチ」
誰も助けてくれない。
暗い牢獄に私は囚われていた。
「……私には、まだ慎くんに言えない秘密がある」
「……うん」
「それでも好きって言ってくれる? ……愛して、くれる?」
お願いだから私を愛さないで。
触れないで。
あなたの声は、とてもイタイ。
だから、教えてーー。
「どうしてそんな簡単に愛してるって言えるの?」
※タイトル変更しました。「赤と白のボーダーライン」
泣きたそうな顔で笑う君から目が離せなくなった。
「……私に触れる? 慎くん」
その言葉がどれだけ残酷な言葉かを知った時、もうすでに囚われの身であった。
〜〜
どうして、どうして、どうして。
何もしなくても傷ついていく人がいる。
私の存在は人を傷つけるものでしかない。
「死ねよクソビッチ」
誰も助けてくれない。
暗い牢獄に私は囚われていた。
「……私には、まだ慎くんに言えない秘密がある」
「……うん」
「それでも好きって言ってくれる? ……愛して、くれる?」
お願いだから私を愛さないで。
触れないで。
あなたの声は、とてもイタイ。
だから、教えてーー。
「どうしてそんな簡単に愛してるって言えるの?」
※タイトル変更しました。「赤と白のボーダーライン」