囚われの身〜傷〜

作品番号 1596731
最終更新 2020/06/30

囚われの身〜傷〜
恋愛・青春

156ページ

総文字数/ 92,292

ランクイン履歴:総合46位 (2020/04/12)

学校の屋上のフェンス越しに君はいた。

泣きたそうな顔で笑う君から目が離せなくなった。


「……私に触れる? 慎くん」


その言葉がどれだけ残酷な言葉かを知った時、もうすでに囚われの身であった。

〜〜


どうして、どうして、どうして。

何もしなくても傷ついていく人がいる。

私の存在は人を傷つけるものでしかない。


「死ねよクソビッチ」


誰も助けてくれない。

暗い牢獄に私は囚われていた。



「……私には、まだ慎くんに言えない秘密がある」

「……うん」

「それでも好きって言ってくれる? ……愛して、くれる?」


お願いだから私を愛さないで。

触れないで。

あなたの声は、とてもイタイ。


だから、教えてーー。


「どうしてそんな簡単に愛してるって言えるの?」


※タイトル変更しました。「赤と白のボーダーライン」

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