「可愛い彼女ですね~。描きがいがあるなぁ。」
学生が春宮さんを見て言う。
本当に可愛いと思う。
だけど俺の彼女じゃないんだよなぁなんて、胸がチクリとする。
春宮さんは、「ありがとうございます」なんて、満更でもない返事をしれっと返す。
それはどんな感情なんだ?
俺、期待しちゃうよ?
春宮さんを盗み見すると、気付いてこちらにニコッと笑顔を返してきた。
…だから、それが期待させるんだって。
そんな可愛い顔、俺以外に振り撒かないでくれよ。
なんて、独占欲が出てしまう。
彼女じゃないのに。
俺の告白は、もしかしてフラれたのだろうか?
いや、だとしたら学祭に行こうという誘いには乗らないハズだ。
じゃあ返事を保留にされてる?
はぐらかされてる?
そもそも俺の気持ち、通じてない、とか?
くだらないことをぐるぐる考えていたら、あっという間に似顔絵が出来上がった。
少し色付けもされている。
俺に絵心がないのも相まって、美術学生すごいなと感動してしまった。
春宮さんは色紙をもらうと、じっと見つめて嬉しそうに胸に抱えた。
学生が春宮さんを見て言う。
本当に可愛いと思う。
だけど俺の彼女じゃないんだよなぁなんて、胸がチクリとする。
春宮さんは、「ありがとうございます」なんて、満更でもない返事をしれっと返す。
それはどんな感情なんだ?
俺、期待しちゃうよ?
春宮さんを盗み見すると、気付いてこちらにニコッと笑顔を返してきた。
…だから、それが期待させるんだって。
そんな可愛い顔、俺以外に振り撒かないでくれよ。
なんて、独占欲が出てしまう。
彼女じゃないのに。
俺の告白は、もしかしてフラれたのだろうか?
いや、だとしたら学祭に行こうという誘いには乗らないハズだ。
じゃあ返事を保留にされてる?
はぐらかされてる?
そもそも俺の気持ち、通じてない、とか?
くだらないことをぐるぐる考えていたら、あっという間に似顔絵が出来上がった。
少し色付けもされている。
俺に絵心がないのも相まって、美術学生すごいなと感動してしまった。
春宮さんは色紙をもらうと、じっと見つめて嬉しそうに胸に抱えた。